イナズマイレブン

□すれ違い
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「うっ…ふぅあっ」

涙が止まらなかった。こんな僕のことを好きって言ってくれて、嬉しかった。

「ヒロト君!?ごめんね、いきなりだったし、気持ち悪かったよね!?」

吹雪君は下から顔を覗き込んで頭を撫でてくれた。

「ふっ、吹雪、ぐん。ぢ、違うんだ…」

僕は吹雪君の額に僕の額を合わせた。


「僕、も…好きだった、んだ…」

「…ウソ……」

目の前にいる吹雪君はびっくりしてた。顔を真っ赤にさせて、目はぱちくりとさせている。

「好きだよ」


…………………………

帰りの飛行機で僕らは隣の席に座った。元々は隣は風丸君だったけど無理を言って替えてもらった。風丸君は

『やっと恋人同士になったんだろ、少しでもイチャイチャしておけ』

と言ってくれた。


「帰ったらメールするね、僕以外の人を好きになっちゃったら駄目だからね」

「うん、暇ができたら遊びに行こうね」

イチャイチャイチャイチャイチャイチャ

《いらぁっ》

(イチャイチャしておけなんて言わなきゃよかった…)
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