イナズマイレブン
□すれ違い
3ページ/4ページ
「うっ…ふぅあっ」
涙が止まらなかった。こんな僕のことを好きって言ってくれて、嬉しかった。
「ヒロト君!?ごめんね、いきなりだったし、気持ち悪かったよね!?」
吹雪君は下から顔を覗き込んで頭を撫でてくれた。
「ふっ、吹雪、ぐん。ぢ、違うんだ…」
僕は吹雪君の額に僕の額を合わせた。
「僕、も…好きだった、んだ…」
「…ウソ……」
目の前にいる吹雪君はびっくりしてた。顔を真っ赤にさせて、目はぱちくりとさせている。
「好きだよ」
…………………………
帰りの飛行機で僕らは隣の席に座った。元々は隣は風丸君だったけど無理を言って替えてもらった。風丸君は
『やっと恋人同士になったんだろ、少しでもイチャイチャしておけ』
と言ってくれた。
「帰ったらメールするね、僕以外の人を好きになっちゃったら駄目だからね」
「うん、暇ができたら遊びに行こうね」
イチャイチャイチャイチャイチャイチャ
《いらぁっ》
(イチャイチャしておけなんて言わなきゃよかった…)