まじかるロード 第1話 〜前編〜

□第三章 魔王への道は遠いは…ず
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新「そういえば、僕らってレベルはどの位なんですか?」
乙「1」
新「答えるの早っ。てか、それじゃ魔王倒せないでしょう」
雪「じゃあ、雑魚で鍛えますか!」
乙「やっぱここで出てくるモンスターっていえばスライムよね」
雪「それってメ○モン?」
新「それは○ケモン、スライムとは別です。ってか種類古いなぁ」
乙「スライムっていうのはね、ドラ○ンクエス○で出てくるスライムよ」
新「結局はスライムじゃないですか! 雑魚キャラだよ……多分」
乙「多分って何よ。ド○ゴン○エストに失礼じゃない!」
新「丸の位置変わってます! あー、もう丸の意味無いし」
烝「いたぞ」

『スライムがあらわれた』

だが、そこにいたのはスライム――ではなくぷ○ぷ○だった。
雪「これ?」
新・乙・烝「…………。」
雪「ねぇ、これなのスライムって?」
新「似ているけど違う。ゲームが違う。……どうしますか?」
乙「……4つ集めましょうか」
仕方なく、4人で手分けしてぷ○ぷ○を4つ重ねる。

『スライム?(ぷ○ぷ○)は時空の狭間へ飛んでいった』
新「今、思ったけど。ぷ○ぷ○って、何かこっちが酷い事をしているような気がするよ」
すると、背後で カサカサと草が揺れた。
新「スライム…?」

『タラタラタラタラ〜』
新「何この音?」
乙「このゲームの戦闘のテーマソングじゃないの? 」
雪「というか言葉じゃ伝わらないよね」
烝「だな」

『スライムがあらわれた』

新「スライムきた〜! しかも3匹だ」

『どうする?』
攻撃・防御・回復・逃げる

乙「じゃあ私から攻撃するわよ」
『乙女は飛び蹴りを繰り出した。スライムAに156のダメージ』

雪「じゃあ、つぎ私やるー」
『お雪は爆弾を使った。全員に124のダメージ。スライムAを倒した』

烝「じゃ、次は俺だ」
『烝は日本刀(峰打ち)を繰り出した。スライムBに168のダメージ。スライムBを倒した』

新「最後は僕ですね」
『新司は棒で叩いた。スライムCに2のダメージ』

新「何なのこの差! どうなってるんですか、このゲーム!」
烝「敵が攻撃するぞ」

『スライムCは体当たりを繰り出した。新司に62のダメージ。新司は倒れた』

新「僕、弱っ! 何これ、おかしいでしょ!」
乙「主人公のくせに役に立たないとはねー」
雪「でも、あと一撃で倒せるし。倒しちゃお!」
『お雪は石を投げた。スライムCに135のダメージ。スライムCを倒した』

新「石ころ強っ」
『スライムを倒した。乙女はレベルが23にあがった。  お雪はレベル21にあがった。烝はレベル24にあがった』

新「いくらなんでも、上がり過ぎでしょう…」
乙「雑魚が生言うな」
新「いや、ゲーム設定がいけないでしょ」
烝「何でもゲームのせいにするのは良く無いだろ」
雪「でも、このレベルじゃ、まだまだ魔王倒すには足りないよね」
烝「じゃあ、別れて個人でレベル上げるか?」
乙「それいいわね。2組に分かれましょう」
雪「誰と組む?」
新「僕は誰とでもいいですけど」
乙「じゃあ私は山嵜さんと。…雑魚は嫌だし」
雪「分かったー。じゃあ行こ、雑魚さん」
新「あの、新司です」
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