戯言

□FLAgMENT
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「…何があった欠陥製品」
「何を驚く人間失格」
「お前マジでどっか欠けたか?」
「失礼だな。そういう口を叩くなんて人間として失格だぞ」
「…安心しろいーたん。欠陥商品に関しては期限問わずクーリングオフできる素晴らしい法律が日本にはある」
「それ政経?」
「いんや、家庭科」
「…ぼくはなぜか殺気を感じたんで一旦撒いた後わざわざコンビニに出向いて普段買いもしない棚に向かったわけだけど」
「成る程。…それでこの不自然なジャンク菓子の山なわけか」
「たまには人間らしく気を回してやろうと思ってね」
「そりゃあ成長しなすって重畳重畳」
「だろう?」
「…………何が望みだ欠陥」
「ナイフを向けながら訊くなよ。普通逆だろ」
「かはは、確かにな。…HOLD UP、てか?」
「別に、深い意味はないさ。ただこれを喰いきるには流石の人でなしも夕方くらいまではかかるかなぁと」
「夕方、…まあ夜近くまでかかるだろうな。それで?」
「その隙に電気を消そうかと」
「文字通りの欠陥にしてやる神妙に腕を出せ」
「冗談だよ」
「真顔で冗談云うやつがあるか」
「本音だよ」
「笑顔で本音云うやつがあるか」
「…どっちでもいいけどね」
「『戯言だから』?」
「ただ一つ、戯言じゃないのは、」
「…うん?」
「そろそろ暗くなってきたし電気を消そう」
「…最高に最悪に傑作な死に方さしてやる…!」

††††† 20060307
僕零…?

押せ押せいーたんは変なノリになります。ていうかこの二人はシリアス向けだなぁ。
人識って中学は出てる…ん…だよね…?
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