戯言

□FLAgMENT
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「ねぇ出夢くん」
「んだよ」
「別に僕の部屋に来るのは構わないんだ」
「ふんふん」
「少年誌三冊も持ち込もうが知ったことじゃない」
「その割には『も』っつってるよな」
「泊まってくのも…家が遠いんじゃあ仕方ない」
「三日かかるのがネックなんだよなあ」
「でもね、出夢くん」
「…んだよ。おにーさん、云いたいことがあんならすぱっと云っちまった方が健康にはいいぜ?僕もそうそう怒んないしさぁ」
「頼むから服を着てくれ」
「ぎゃははっ、まーだこだわってんのか?」
「ここは京都だ。確かに夏は暑いけど今は三月だ」
「僕は構わないけど」
「ぼくが構うんだよ」
「?…なんでだよ?」
「本気で首を傾げないでくれ…。あのさ、このアパートには年端も行かない女の子も、まっとうなおねいさんも住んでるんだ」
「好みなのか?」
「まぁね。…てそういう話じゃなくてさ、」
「ふぅん…、…なんか妬いちゃうなぁあ?」
「あのさ、出夢くん、その角度で寄ってこないで乗らないで真面目に恐いから」
「裸のオンナノコに乗られてコワイたぁ、相ッ当イイ思いしてきてんじゃん…」
「じゃなくて、あの、崩子ちゃんとかみいこさんに見られたらぼく本当に警察行、」
「…いってらっしゃいませ、戯言遣いのお兄ちゃん」
「…まあ、いの字の保釈金くらいはなんとかしてやろう」

††††† 20060307
僕出…?

散々使い古されたネタですみません時系列無視ですみません。
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