☆妄想部屋☆
□憧れの聖地
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湖の中心に浮かぶ島、ノーブル・ミッシェル。
歴史が新しく、自由を愛する・リバティ王国
伝統とマナーを重んじる・フィリップ王国
国は小さいけれど、人々も街も明るい・アルタリア王国
規律を重んじていて、厳格な・ドレスヴァン王国
機械やITなどの技術が最先端な・オリエンス王国
そして・シャルル王国
この6ヶ国の中心にノーブル・ミッシェルはある。
また6ヶ国の共同領地でもあり、王家の集まりなどもここで開かれている為、人々は「聖地」と呼んでいる。
ここで結婚式を挙げると、永遠の愛を約束されると言うまさにシンデレラになれる場所。
…まぁ、王家の方々しかここでは式を挙げられないのだけれど。
(そんな「聖地」にただの大学生な私が立ってるなんて…)
ハンカチと傘を差し出して来た、銀髪の男性に誘われなぜかここに来ていた。
(服が汚れたお詫びって言ったけど、彼が汚した訳じゃないし…
しかもこんな高そうなドレスにメイクまでしてもらっちゃった…)
生まれて初めて足を踏み入れる場内。
生まれて初め着た、お姫様みたいなドレス。
(さっきの男性には会場で会いましょうって言われたけど…いったい誰なんだろう?名前聞きそびれちゃった)
姫「うーん、しかし場違いな気がする…」
恐る恐る歩いていると会場の扉が開き、人とぶつかりそうになった。
姫「きゃっ…!」
?「…失礼」
姫「こ、こちらこそボーっとしていて…すみません!」
と慌てて見上げると
キレイな金髪、青空の様に青くビー玉の様に透き通った瞳…。
凛とした表情の男性が姫を見つめていた。