ヘタ鬼×D灰

□第三章
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 〜二階階段〜

 「で、今から三階に行くのか?」

 「はい。まだ三階は見ていないですし。」

 








  

 ガチャ、

 「開きませんね。」


 ガチャ、
 
 「開きませんね。」

 三階の部屋はどこも開かなかった。

 


 


 〜四階




 

 『四階の鍵を使った。』



  ガチャッ




 「あ、」
 クルーエルとリナリーが声を上げた。

 「何だ、てめぇらか。」

 その部屋には神田が居た。しかも仏頂面で。

 「神田さんで3人目・・・。あと4人ですね。」

 日本がつぶやいた。

 

 「・・・ねぇ神田、みんな玄関から居なくなってたけど、何かあったの?」

 「あぁ。 お前が行ってからすぐに何か出てきて、それからずっとこの館を探索してた。」

 

 「そしたら、これが・・・。」


 神田の視線の先にあったのは、

 
 棚の後ろに隠れていたと思われる

 
 壁にめり込んだ一つのお餅だった。




 「「「お餅・・・??」」」




 「神田、お前これ、どうしたんだ?」


 「今見つけた。」


 



 「このお餅、外れますかね?」

日本が餅に手をつけ、力をこめた。


 


 グキッ!!




 
 部屋に怪しい音が響いた。









 「あ、駄目ですね、普通に。」








 腰をさすりながら餅から手を離した。


 「大丈夫?」
   リナリーが心配そうに日本を見つめる。 
 
 「えぇ。たぶん。」 

 

 「それより・・・可哀想に・・・。ドイツさんなら外すことも可能でしょうけど・・・出てきてくださるか・・・むしろ引っ張り出・・・いえ、とりあえず頼んでみましょう」




 そして神田が加わった4人はドイツの居る部屋に向かった。
















































 
 
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