Quadrifoglio
□プロローグ
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「………よし、これで準備完了、忘れ物はないよね。」
一人の少女が、少し大きめのリュックを背負って和風の豪邸から出て来る。
先程まで少女が居た部屋には、一枚書き置きがあった、そこにはこう描かれていた。
《お母さん、お父さん、鈴歌へ
私は訳あってこの家から出ていきます、捜さないでください。》
と……
「ふあぁ…」
あー、よく寝れたー!
昨日は寝るとこなくてとりあえず公園のベンチで寝たんだけど予想外に爆睡してたよ、私どんだけ神経図太いのさ!
「……?あれ?」
私、公園で寝たんだよね?
「……何処、ここ?」
私は何故か、見知らぬ草原にいた。
え、なんでだし。
とりあえず現在地把握の為に、移動することにした。
そして歩く事数分
外人さんと外国語で溢れる町に着いた。
え?ここ日本ですらないの?
、