忍跡LovestoryA

□一年の愛は元旦にあり
1ページ/1ページ





「景ちゃん〜お屠蘇できたで〜」


「あん?お外か?まだ初日の出には暗いぜ?」

「ちゃうちゃう!おとそ!お祝いのお酒!」

「んぁ?さけ?未成年だろが」

「大丈夫大丈夫!いまは誰も見とらんて♪しかも実家に居るときは幼稚園児んときから飲まされとったで?せやからはい。どうぞ」


「んぁっ。ニオイからして無理だな。それにお前の家はなんだ?幼稚園で酒?道理でお前酒豪なわけか。」


「ふふふ(笑)景ちゃんから勲章もろた気分やな♪ほないただきます」


「い、ただき、ます」


「ぁあ甘くて美味しいやんな」


「んがあぁっ」


「景ちゃんもったいないやん!吐き出さんといて!」

「無理……;」


「あ〜あ。今年こそ景ちゃん酔わせようと計画しとったんに」

「そんな計画たてんな、馬鹿。あ〜効く〜気持ちわりぃ」

「せやかて一年の愛は元旦にありやろ?景ちゃんにはほんのりピンクいろの肌が似合っとるし……」

「やっぱり馬鹿だ、お前」


「なして?ピンクな景ちゃんは色気ムンムンやで〜♪」


「重度のあほだな。」


「景ちゃんのイケズ」


「そういうお前こそピンクが似合うな。」

「ん?ピンク?」
「そ。ピンク街ってやつ」


「誰からそんなん聞いたんか?」


「宍戸たちが侑士はピンク街が似合うって言ってたから………でもピンク街って何処にあるんだ?知らねぇ……最近出来たのか?」


「景ちゃんは知らんでエエの。」


「ふんっ。またそれか」


「それよりこっち甘酒があるからこっち飲み……」


「甘酒は好きだ。とくにお前が作ってくれるヤツはうまいな。それ以外飲めねえ。」


「おおきに」


「ほな今年もよろしくな景ちゃん♪」


「こちらこそよろしく。侑士……」






20090101

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ