忍跡LovestoryA
□一年の愛は元旦にあり
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「景ちゃん〜お屠蘇できたで〜」
「あん?お外か?まだ初日の出には暗いぜ?」
「ちゃうちゃう!おとそ!お祝いのお酒!」
「んぁ?さけ?未成年だろが」
「大丈夫大丈夫!いまは誰も見とらんて♪しかも実家に居るときは幼稚園児んときから飲まされとったで?せやからはい。どうぞ」
「んぁっ。ニオイからして無理だな。それにお前の家はなんだ?幼稚園で酒?道理でお前酒豪なわけか。」
「ふふふ(笑)景ちゃんから勲章もろた気分やな♪ほないただきます」
「い、ただき、ます」
「ぁあ甘くて美味しいやんな」
「んがあぁっ」
「景ちゃんもったいないやん!吐き出さんといて!」
「無理……;」
「あ〜あ。今年こそ景ちゃん酔わせようと計画しとったんに」
「そんな計画たてんな、馬鹿。あ〜効く〜気持ちわりぃ」
「せやかて一年の愛は元旦にありやろ?景ちゃんにはほんのりピンクいろの肌が似合っとるし……」
「やっぱり馬鹿だ、お前」
「なして?ピンクな景ちゃんは色気ムンムンやで〜♪」
「重度のあほだな。」
「景ちゃんのイケズ」
「そういうお前こそピンクが似合うな。」
「ん?ピンク?」
「そ。ピンク街ってやつ」
「誰からそんなん聞いたんか?」
「宍戸たちが侑士はピンク街が似合うって言ってたから………でもピンク街って何処にあるんだ?知らねぇ……最近出来たのか?」
「景ちゃんは知らんでエエの。」
「ふんっ。またそれか」
「それよりこっち甘酒があるからこっち飲み……」
「甘酒は好きだ。とくにお前が作ってくれるヤツはうまいな。それ以外飲めねえ。」
「おおきに」
「ほな今年もよろしくな景ちゃん♪」
「こちらこそよろしく。侑士……」
20090101