部活

□卓球部で白石
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「お疲れ。強くなったよな。」

『ふふ、ありがとう。』


部長の渡してくれたタオルで汗を拭く。




試合中、ふと見た白石の顔が忘れられないでいた。


白石も、努力家だよね。


卓球部で遅くなってもまだ1人でラケットを振ってる。

出会う前はテニスコートなんて気にも止めなかったけど今は気になって仕方ない。



「自分、努力家なんやな。」


視界に突然現れたら白石が優しく笑う。



この笑顔、好きだ。



でも、怖くなるよ。




この笑顔のせいで私は確実に白石に染められていってる。






『ありがとう。』








「ほんまに、卓球好きなんやな。」





『うん。』










「好きなことに熱中するって、」





『ん?』







「楽しいな。」






『うん。』













近寄ったら抱きしめられてキスされて恥ずかしい思いすんのは分かってるのに、


















どうして私はさっきから白石の側を離れないんだろうか。






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