部活
□家庭科部×ぶんぶん
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「湊！！！今日もお菓子よこせ！」
家庭科室に飛び込んできた赤い髪。
「このカップケーキもらうぜぃ！」
『あ！それは赤也くんに…』
「…赤也？」
ブンちゃんの笑顔が固まった。
「何？赤也と付き合ってんの？」
『違うよ、ただ頼まれただけで…あ！！！』
私が話している間にブンちゃんは赤也くんの分のカップケーキを口に放り込んだ。
『なんで！？もう材料ないのに！！！！ばかブンちゃん！！！！』
「俺以外にお菓子作った湊が悪いんだろぃ！？」
『なに、逆ギレ！？ブンちゃんなんかにもうお菓子あげない！』
半ばキレてるのはこっちで、理不尽な怒りをぶつけてくるブンちゃんを睨みつけた。
「湊…。」
『もう帰ってよ！』
目をぎゅっと閉じて叫ぶとブンちゃんは何か言いたそうな顔をしながら部屋を出て行った。
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