短編集

□財前といちゃいちゃ
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『光のばかー!』


謙也の後ろに隠れて威嚇する。

『ばかばかばかあ!!』


「財前、みなとに何したん?」

謙也が呆れた様子で聞いた。

「何もしてへんっすよ。」


『したよ!』


「なにされたん?」

謙也が頭をよしよしと撫でながら優しい顔で聞いてきた。


『さっき、光が部室でね!』


「おん」


『襲ってきたの!』


「……、ちょ///お前らな、ななななにしとんねん!!」


「せやから俺が…」

「言わんでええ!!」


テンパってる謙也にしがみつく。
『びっくりしたのー!』


「ほんま、財前は怖いなあ。」

慰めてくれてる謙也の腕を光が払いのけた。


「さっきから何してんすか。それ、俺のなんすけど。」


そのまま抱き締められた。


「財前、みなとが嫌がってるんやからやめたり?な?」


「嫌がる?何言ってんすか。いつも気持ちよすぎてよう分からんくなって泣きながら『ひかる、もっと』って言って抱きついてくる淫乱のくせに。」


『光のばかあああああ!!なに言ってんのー!!!!!!』


「てなわけで、謙也さん。ちょっとみなとさんと話さなアカンことあるんで部活遅れます。」

「お、おん。わわわわかった!」


そそくさと逃げだす謙也。


『謙也のひとでなしいいい!!!!!』



「さてと、みなとさん。」

『はい。』


「なに謙也さんに普通に触られとんねん。危機感もてや。」


『ご、ごめん…。』


「今から俺の言うこと聞いたら許したるから場所変えるで。」

『ひ、ひか!』


「許さんって言うたやろ。」


『いやああああ!!!』



四天宝寺中に私の悲痛な叫びが響いたとか響いてないとか。


「美味しくいただいたるから安心してください。」


『できるかあああ!』




end


財前の甘か裏のリク作品です

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