短編集

□不二先輩
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不二先輩が好き。


この気持ちに初めて気付いたのは、不二先輩の告白を目撃してしまった時だった。


胸がぎゅうぎゅう痛くなって、お願いだから付き合わないでって心で叫んだ。


申しわけなさそうに笑う不二先輩を見て安心してしまった覚えがある。



それと同時に不安になった。






私も、こうやって不二先輩の困った笑顔を見る日がいつかくるんだなって。






そう思ったら、いつもあの時みたいに胸が痛くなった。












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