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□0020:最後の願い、夢を見せて。
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白い部屋があったのです。
その部屋に少女は閉じ込められていました。


その少女は外を眺めて、諦めます。


どうせここからは出られないのだと。



同じ状況の男の子を少女は知っていました。
しかし、男の子はサッカーをすることを許され、退院してしまいました。



少女は思うのです。
その程度の不幸しかしらないのだ、なんて幸せなんだろうか。




そんな少女は、出会います。


脚が不自由な、サッカー選手に出会うのです。
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