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□0083:会えない確率1%
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サッカーが好きなんだと笑う彼女が折れには少し信じがたかった。


純粋に汚れることなくサッカーが好きだとまっすぐ俺に告げる。
そんな純白すぎてどうでもいい彼女が気にならないといえばウソになる。


だから俺は毎日のように彼女、イナズマジャパンの元マネージャーである名無しさんさんにサッカーについて話を聞いていた。



彼女の話は興味深かった。






「サッカー禁止令・・・?!」






そんな彼女がいつもの穏やかな表情を一変させたのはとあるニュースが耳に飛び込んできてからだった。





俺らの出逢いの話をしよう。

まず出会いは雷門中のグラウンド、円堂監督に連れられてわくわくした様子を隠そうともしない子供みたいな大人が現れた。

それが名無しさんさん。


24歳とは思えない幼い容貌に行動言動。
大人とは思えない、と言ってやるとだよねと自覚済み。



そんな彼女はフィフスセクターを憎んでいた。

相容れない。



そう悟ったのは彼女の初めのあいさつから3秒後。

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