夢の月窓


あぁ。
わらわは前は、いつもいつもいつも
、大きな城の中で一人ぼっちじゃった。

他のものはわらわを見てはすぐ逃げる。
それなのに、そちはわらわに手を差し伸べて、

おいで、と言って笑ってくれた。

だから、
だから、

次は、わらわが手を差し伸べよう。

そしてそちの

力になろうぞ―――――――

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