NOVAL
□girlstalk2
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異次元の中で、時間を共にしているのは珍しい珍しい…
もしあんな愛憎が絡まなければ、こういう風に廻り合い、こういう風に笑って話せていたかもしれない。
それもまた、別の話…
今日は何も考えない、バッググラウンドをなしにした、女の子だけのお泊まり会。
珊「でもかごめちゃんの住む世界はすごいねー。家の中が夜みたいに明るいし…」
籠「500年くらい経つとねこうなるのよ、電気っていってね…」
神「こんな得体の知れねえ所に連れてこられてよ、なんであたいがあんたらと肩を並べなくちゃなんないんだよ」
籠「うそ、ママのご飯めいっぱい食べてたくせに。」
神「う、うるせえよ!それよりさっきから黙りこくってる桔梗をどうにかしてやったらどうだい?」
珊「桔梗、どうかしたの?」
桔「…この服、落ち着かん。」
籠「ああパジャマ?こっちじゃ寝るときそれ着るの。巫女装束じゃ寛げないでしょ?」
桔「…仕方が無い、か…」
珊「かごめちゃん、それなあに?」
籠「これ、クッキーっていうの。美味しいから食べてみて」
神「あ、うめえ。」
桔「くっきい、とか言うもの初めてだが美味しいな…」
籠「でしょでしょ?あたしの手作りなんだ!」
神桔「………」
珊「え、どうしたの?」
神桔「毒入って無い?」
籠「入って無いわよ!」
珊「…はは…」