NOVAL

□Girl’s talk
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女って、どうしてこうもすらすらしゃべって
物凄いスピードで話題転換してるんだろう。
溜息一つ吐いている合間に、何の話だか
見失ってしまう。


平「どや、なんかわかったか?」
新「いや、なんも…」
快「役に立たない奴だな、探偵のくせに」
新「るせ、盗聴器を仕掛けた怪盗に
 言われたかねえよ」
白「二人とも、同罪ですよ」
新快「海を越えて来たお前に
  言われたかねえよ」
白「僕はただ、彼女の意味深な言葉が
  気になっただけですよ、無粋です」
平「阿保らし。」

蘭が、毛利家でお泊まり会をすると
言ったのは、3日前。
急なことだったが、麻雀仲間と旅行に行く
予定だった小五郎の居ない間に
したかったらしい。
折角のお盆まっただ中、彼らは
彼女等とどこへ出かけようかと
考えていたのにも関わらず、彼女たちは
土日にお泊まり会を決行したのだった。
しかも、毛利家に来るなと散々釘を刺され
1日前から連絡を遮断されたのだった。

蘭と連絡が取れないせいで
飢え死にしそうな新一と。

こっそり東京へ出かける和葉を
尾行してきた平次と。

プールに行く約束をドタキャンされ
喧嘩した快斗と。

意味深な言葉を残され急きょ、
イギリスから帰国した探は。

男子禁制の毛利家へと忍び込んだのである。
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