NOVAL
□Telephone to you dear
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Each telephone call...
高橋留美子作「らんま1/2」より
シ「なんで私がムースに電話しなくてはいけないある。」
ム「おらは嬉しいぞ!シャンプーから電話をかけてきてくれるなんて!」
シ「ムース?どこか頭撃ったか?可笑しいある」
ム「シャンプー、おらを心配してくれるだか?!」
シ「ムース、病院に電話をするね、だから電話いったん切るよろし。」
ム「シャンプー!おらは元気だ!だから電話を切らないでくれだ!」
シ「ムース、あと30秒しかないある」
ム「!? まさか今の時代公衆電話から!なんて健気なんじゃ、シャンプー!」
シ「ムース、もう10秒ある」
ム「待てシャンプー!おらはまだ話したいぞ!」
ツー、ツー、ツー
*
右「なんでうちが良牙に電話せなあかんねん」
良「それはこっちの台詞だ、俺はあかねさんと電話したいんだ」
右「うちかてそうや、うちは乱ちゃんと電話したいんや」
良「なんでお前なんだ」
右「ときに良牙、お前今どこにおるん?」
良「今か?今は石川県だ」
右「後ろに聞こえとる、歓声はなんや?」
良「これか?これは野球場だ、なんでも夏の決勝戦とかで」
右「兵庫におるんやな…方向音痴なんや…」
良「なんか言ったか?」
右「なんにも」
*
乱「言いたい事あるなら、面と向かって言えよな」
あ「わかってないわね、乙女心を。電話をしたい時だってあるのよ」
乱「乙女心?オメー、熱あるんじゃねえか?」
あ「乱馬?喧嘩売ってんの?」
乱「売ってねえよ、そういう所が乙女心ってーのとかけ離れてんだよな。」
あ「………電話した言って思った私がばかだった。」 ガチャンっ
乱「おい、おい、あかね!? あかねってば、おい、あかね!? …そんなに怒ることね―じゃねーか。バーカ」
あ「誰が馬鹿だって?」
乱「あかね!?どうしてここに…」
あ「電話だと言いあいになった時何もできないのが癪なのよね…だからやっぱり面と向かって話しましょう」
乱「え。え…?」
パッチ――――ん
*
な「久能ちゃん、例の物は用意できた?」
久「うむ。しかし五枚で五〇〇〇円とは高すぎないか?」
な「何言ってるの。本当なら五枚七〇〇〇円なのよ。久能ちゃんだからこその特別価格なのよ」
久「うむ…おさげの女とあかねくんの生写真には変えられん…」
な「じゃあ久能ちゃん、10時にミスドでね。いい?前金としてポンデリング二つよ。」
久「なに?ドーナツもつけろというのか?」
な「久能ちゃん、今ここで写真を燃やすわよ?」
久「わ、わかった。ポンデリングもつけよう」
な「それからサーティーワンのストロベリーもね。」
久「ぬぬぬぬぬ…」
(全体的に、皆仲悪いんじゃないの?って疑う会話録)