NOVAL

□Telephone to you dear
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Each telephone call...


高橋留美子作「らんま1/2」より


シ「なんで私がムースに電話しなくてはいけないある。」

ム「おらは嬉しいぞ!シャンプーから電話をかけてきてくれるなんて!」

シ「ムース?どこか頭撃ったか?可笑しいある」

ム「シャンプー、おらを心配してくれるだか?!」

シ「ムース、病院に電話をするね、だから電話いったん切るよろし。」

ム「シャンプー!おらは元気だ!だから電話を切らないでくれだ!」

シ「ムース、あと30秒しかないある」

ム「!? まさか今の時代公衆電話から!なんて健気なんじゃ、シャンプー!」

シ「ムース、もう10秒ある」

ム「待てシャンプー!おらはまだ話したいぞ!」

ツー、ツー、ツー



右「なんでうちが良牙に電話せなあかんねん」

良「それはこっちの台詞だ、俺はあかねさんと電話したいんだ」

右「うちかてそうや、うちは乱ちゃんと電話したいんや」

良「なんでお前なんだ」

右「ときに良牙、お前今どこにおるん?」

良「今か?今は石川県だ」

右「後ろに聞こえとる、歓声はなんや?」

良「これか?これは野球場だ、なんでも夏の決勝戦とかで」

右「兵庫におるんやな…方向音痴なんや…」

良「なんか言ったか?」

右「なんにも」



乱「言いたい事あるなら、面と向かって言えよな」

あ「わかってないわね、乙女心を。電話をしたい時だってあるのよ」

乱「乙女心?オメー、熱あるんじゃねえか?」

あ「乱馬?喧嘩売ってんの?」

乱「売ってねえよ、そういう所が乙女心ってーのとかけ離れてんだよな。」

あ「………電話した言って思った私がばかだった。」  ガチャンっ

乱「おい、おい、あかね!? あかねってば、おい、あかね!? …そんなに怒ることね―じゃねーか。バーカ」

あ「誰が馬鹿だって?」

乱「あかね!?どうしてここに…」

あ「電話だと言いあいになった時何もできないのが癪なのよね…だからやっぱり面と向かって話しましょう」

乱「え。え…?」

パッチ――――ん




な「久能ちゃん、例の物は用意できた?」

久「うむ。しかし五枚で五〇〇〇円とは高すぎないか?」

な「何言ってるの。本当なら五枚七〇〇〇円なのよ。久能ちゃんだからこその特別価格なのよ」

久「うむ…おさげの女とあかねくんの生写真には変えられん…」

な「じゃあ久能ちゃん、10時にミスドでね。いい?前金としてポンデリング二つよ。」

久「なに?ドーナツもつけろというのか?」

な「久能ちゃん、今ここで写真を燃やすわよ?」

久「わ、わかった。ポンデリングもつけよう」

な「それからサーティーワンのストロベリーもね。」

久「ぬぬぬぬぬ…」



(全体的に、皆仲悪いんじゃないの?って疑う会話録)
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