NOVAL

□Telephone to you dear
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Each telephone call...


種村有菜作「神風怪盗ジャンヌ」「時空異邦人kyoko」「紳士同盟✝」「絶対覚醒天使ミストレス☆フォーチュン」より



稚「まろん、今日も可愛いぞ!」

ま「電話越しなのにどうしてわかるのよ」

稚「それは俺とアクセスだけの秘密だ」

ま「ふーん。」

稚「お風呂上がりのタンクトップとハーフパンツ、濡れた髪に火照った肌!色っぽいよ!」

ま「なんで着てる服まで分かるの!?まさか…」

稚「え?」

ま「なんでうちのベランダに居るのよ!もう!信じらんない!」

稚「怒るなよ、最初は自分の部屋に居たんだぜ」

ま「納得する気もおきないわ…稚空のバカ!」




都「ちょっと委員長、聞いてた?今の話」

大「き、聞いてました。その遊びに行くお約束を…」

都「だーっ、なんでそんな堅いかな。委員長は」

大「そ、そうでしょうか…すみません」

都「言っとくけど、二人きりなんだからね!」

大「えええ?まろんさんや名古屋くんも一緒じゃ…」

都「それじゃデートにならないじゃないの!」

大「デートなんですか?」

都「なんだと思ってたのよ、馬鹿委員長」

大「またまろんさんを苛める作戦を思いついたのかと。」

都「私ってどういうイメージなわけ?」




逆「響古様、いまどちらに…」

響「どこたっていいじゃないの、べーっだ。」

逆「王様が心配しますよ、ていうかしています。家出などやめてお城にお戻りください」

響「……………いや。」

逆「といっても、この携帯を逆探知すれば居場所を特定できるんですけどね。」

響「逆滝のいじわる、ばか、わからずや!!」

逆「分からずやなのはあなたのほうでしょう」

響「そんなことを言ってるんじゃないわ!」

逆「分かってますよ、探してほしかったんですよね?私に」

響「分かってるなら、どうして来てくんないのよ!」

逆「あなたが来るなというからでしょう。で、迷子になったんですね?」

響「…うん。」

逆「いいですか?一度しか言わないのでよくお聞きください。」

響「うん」

逆「貴女が世界のどこに消えても、私は一番に探しにゆき、貴女を見つけます。いいですね?」

響「はい…」




灰「高成様、もう遅い時間ですよ、お休みになられてはいかがですか?」

高「そういうお前も遅くまで起きてると肌が荒れるぞ」

灰「私は今、お肌パックをしているので眠る訳にはいかないのです。」

高「……」

灰「高成様?」

高「お前が肌パックしているのを想像したら面白くてさ」

灰「…高成様…」

高「まあ寝る前にお前の声を一言聞きたかっただけだ。じゃおやすみ」

灰「はい、おやすみなさい」

(と、互いに言いたい事を言えずに終わる、今日も。)




銀「妃! 一つ質問があるんだがいいか?」

妃「質問?いいよ」

銀「スリーサイズを教えてくれ!」

妃「…」

銀「だって、5センチ胸が大きくなってたんだよ、妃!」

妃「…」

銀「妃?」

妃「そうよ、1サイズ大きくなったけど、それで?」

銀「おこ…ってる?」

妃「怒ってなんかないわ!」

ガチャンっ ツーツーツー…


(この作者のカップルってまともに話してる時が少ないから、イメージ掴むのに大変だったよう;)
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