Longstory

□白い日
1ページ/6ページ

外の街は明るく賑わっている。
そぉ、今日はホワイトデー

バレンタインデーで彼女から
プレゼントを貰えたら
今日は、彼氏がお返しする日。


そんなこと世界の誰しもが
知っている話。



僕たちアイドルも頂いたぶんだけ
ファンにお返しをする。
インスピたちは何を貰うと喜ぶのだろうか



なんて考えてたら目の前でミョンスが
呑気にコーヒー飲んでるじゃないか。
あ、僕も飲みたくなってきた…。


ソンヨル
「やぁ!ミョンス、お前はお返し考えたのか?」

ミョンス
「うん。」


…まさかの答えに返す言葉もなく
渋々、自分の世界に戻ってきた。

イ・ソンヨルよ、何を考えてるんだ
お返しなんて形じゃなくて心だろ!!
そおだ、クリスマスプレゼントの
パート2でもやればいいんだ!!!

はは、イ・ソンヨルよ天才だな!



ノア
「…。」


今までの流れを見ていた彼女。
の、冷たい目。
僕のガラスのハートにグサグサささる。


ソンヨル
「…見てたの?」

ノア
「…いえ。」

ソンヨル
「嘘だ!!見てただろ!!」

ノア
「はい。見てました。天才のイ・ソンヨル氏。」



わぁぁぁぁぁぁぁぁあん。
穴があったら入りたい。
入っても僕でかいからはみ出しちゃう…。
ノアのパボ!!!!


ノア
「お返し…。」


また、1人の世界に入っていると
少し離れたところに立ってノアが


ノア
「形に残るものの方がファンは喜ぶんじゃないですか?」

ソンヨル
「え?例えば?」

ノア
「それは、自分で考えて下さい。」



とだけ告げて、僕の前から去る。
他人ごとすぎやしないか!
一緒に考えてくれても…。


天才、イ・ソンヨルの頭に
素敵なお返しが閃いた!!!






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ