小説
□不道徳な三角関係
1ページ/12ページ
『カガリ。今日のアポイントをもう一度、教えてくれないか?』
アレックスは、双子のアスランの振りをして、アスランの秘書であるカガリに問いかける。
『アレックスのアポを私が知ってるハズがないだろ?』
普通に返され、アレックスは項垂れた。
他の皆は、俺とアスランの区別はつかない。皆が騙される。両親でさえ騙されるのだ。だが、カガリにはわかるらしい。
『バレたか……』
『バレるに決まってるだろ?お前たちは別人なんだから』
キョトンと、何でもないように言うカガリが、腹立たしい。
たまには間違ってもいいんじゃないか?いや、寧ろ間違ってほしい。
アスランとカガリは付き合っている。高校生の時からの付き合いだ。俺はアスランと比べられるのが嫌で、違う高校に通っていた。
だから、カガリと出逢うことがアスランよりも遅かったのだ。カガリともっと早くに逢いたかった。アスランよりも早くに……
※※※※※※
夜になり、アスランをアレックスは呼び出して、ホテルのベットに突き飛ばした。
『アレックス!!何をするんだ!!』
アスランの両腕を、紐で縛り、服をはだけさせ、ズボンと下着を取り払い、下肢を剥き出しにさせる。
『アレックス!!』
アスランを後ろから押さえつけ、尻の蕾にローションのボトルを差し込み、中身を全て押し入れた。
『アレックス!!なっ何を?!』
何も答えず、双子の兄の尻穴に指を埋め、弄ぶ。
グチュ グチュ グチュ
ホテルの部屋に淫猥な音が鳴り響き渡る。
『アスランが悪い。カガリを独り占めにするから……』
『あっアレックス……』
尻の蕾が柔らかくなったのを見計らい、アレックスは卑猥なバイブを、躊躇いもなく、双子の尻穴に押しつける。
ズブズブと埋まっていくバイブに、アレックスは意地悪い笑みを浮かべた。
『こんなとこ、カガリが見たらどう思うだろうな?』
『アレッ…クス……どう…して、こんな…ことを……』
痛みに呻きながらも、アスランはアレックスに問いかけた。
・