リュ:ジェイ!ジェイ!

ジェ:何よそんなに慌てちゃって。

リュ:だって、わざわざこんなサイトに来てくださっただけでなく、拍手まで…!

ジェ:はいはい分かったから落ち着きな。まったくウチの王子様はまだまだ子供だねぇ。

リュ:(ムカッ)子ども扱いしないでよ!

ジェ:なーに生意気言っちゃってんのクソガキ。

リュ:っ!その子供にあんな事こんな事してるくせに!!

ジェ:リュ―イ!?何言ってんだあんたは!!

リュ:ところで「あんな事」や「こんな事」って何?

ジェ:………は?

リュ:前にね、姉上が「もし今度子ども扱いされたらこう言えばいいのよvv」って。

ジェ:あのお姫様…可愛い顔してなんつーことを…。

リュ:ジェイ?どうしたの?

ジェ:…どうもしない…。

リュ:本当に?さっきゾーイがあなたの紅茶に何かの薬を入れてたけど、どこか悪いの?

ジェ:何の薬だーーー!!

リュ:さ、さあ?

ジェ:何で俺様がゴクゴク飲んじゃう前に言ってくれねぇのよ!!?

リュ:だって、あなたの体調が良くなくてその為の薬なのかなー?って…。

ジェ:……リュ―イ。

リュ:何?

ジェ:俺死ぬかも。

リュ:何を言うかと思えば…。

ジェ:あんたねぇ!無自覚なのかもしれねぇけど(絶対無自覚だろうけど)あんたは常に守られてんの!最強の壁がタッグを組んでんの!

リュ:?何を言ってるの?

ジェ:あのな…。

リュ:よく分からないけど、私を常に守ってくれてるのはあなたでしょ?ジェイ。

ジェ:お、おう。

リュ:ふふっ。嬉しいな♪私もあなたを守るからね。

ジェ:(可愛い…)…ガキが一丁前に。

リュ:(ムッ)その子供に…!

ジェ:だー!!分かった分かった!!

リュ:本当に凄いな、姉上。魔法の言葉だ☆

ジェ:(魔性の言葉だ…)

リュ:でも「あんな事」や「こんな事」って本当に何なんだろう?ジェイ分かる?

ジェ:……………まぁ。

リュ:本当!?じゃあ教えて?

ジェ:そうだなぁ…(ニヤリ)実地で教えてやろうか?

リュ:実地?

ジェ:そう、実地♪

リュ:………………「やめた方がいい」って精霊達が言ってるからやめる。

ジェ:(どこまで守られてんだ!)

リュ:というわけで話もまとまったし。
わざわざ来ていただいたうえに拍手までしてくださって本当にありが…。

ジェ:待て待てリュ―イ。

リュ:何?

ジェ:精霊がやめろっつっても拍手したこの人はそれを望んでんだぜ?

リュ:え、そうなの?

ジェ:そうなのそうなの♪

リュ:う〜ん…じゃあどうしよう…。

ジェ:拍手ありがとな!俺は今からリュ―イに体験学習させるからまた……う!?(バタッ/倒れた)

リュ:ジェイ!?しっかりして、ジェイ!!

ジェ:か、体が痺れて…

リュ:だ、誰か!!

ゾー:どうされました、リュ―イ様。

リュ:ゾーイ!ジェイが急に倒れて…!!

ゾー:それはいけませんね。すぐに部屋に運びましょう。リュ―イ様はお部屋に戻られてください。

リュ:しかし…!

ゾー:もしかしたら感染する病気かもしれません。
リュ―イ様、貴方はいずれ王となる身。貴方にもしものことがあれば国がどうなるか、国民がどう思うか。

リュ:…分かった。(去る)

ジェ:ゾーイ…。

ゾー:安心してください。一晩もすれば痺れはとれます。

ジェ:あんたの薬か!

ゾー:リュ―イ様を汚そうとするあなたが悪い。

ジェ:リュ―イ…近いのに遠い存在…。









end

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