野獣アパートメント
□潔く
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ジュンス兄に告白された俺は、まだチャンソンへの思いを断ち切れずにいた。
テギョン「うがぁっ」
ベッドの上でジタバタしてたら、ベッドが壊れそうな音を立てた。
ジュンス兄「おい、壊れるぞ」
テギョン「・・・・・・」
ジュンス兄はあの時の告白の事に触れて来ない。
いつも通りの感じだ。
俺はどうしたらいいんだろう。チャンソンにはジュノがいる。
どう足掻いても事実は変わらないだろう。
でも気持ちを伝えないままジュンス兄とは付き合えない。いや、振られたからジュンス兄に行くってのもどうなの?
テギョン「・・・・・・」
ジュンス兄はテギョンを見ていた。
ジュンス「なぁテギョン。悩んでるのか?そのセンチメンタルな顔、似合わないんだけど。」
俺は黙って聞いていた。
意地っ張りで負けず嫌いなジュンス兄。チャンソンの代わりなんて死んでも嫌だろう。
ジュンス「思いきって振られてこい。いつまでそんな顔してるんだよ。スッキリして俺んとこ来いよ」
テギョン「振られたからってジュンス兄に乗り換えるなんてずるいじゃん」
ジュンス兄が真剣な顔で答えた。
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