野獣アパートメント

□潔く
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ジュンス「俺はそれでもいい。」

プライドの高いジュンス兄がこんな事を言うなんて。

テギョン「でも・・・・」

ジュンス「しっかり振られてスッキリしたら、俺がお前を振り向かせられるように頑張るから。」

ジュンス兄にここまで言わせるなんて。
思っても見なかった。

行くしかないよな。

テギョン「俺、行くよ」

ジュンス「ん・・・頑張ってこい。」

ジュンス兄は俺の頭をポンポンと叩いた。


リビングではチャンソンとジュノ、ニックンとウヨンがゴロゴロしていた。

テギョン「あれ?お邪魔でした?」

ニックンはクスッと笑うと「どうぞどうぞ」
と手を差し出した。

ウヨンはニックンに寄りかかったまま居眠りしている。幸せそうな寝顔だ。

チャンソンは真剣になにやら読書している。この子は俺と違って活字に強い。

ジュノはチャンソンに寄りかかってテレビを見ている。二人がしているお揃いのリングが俺の毛が生えた心臓を締め付けた。
この俺様を悩める子羊に変えてしまうなんて、
マンネのくせに生意気だぁ〜。
とりあえずジュノがいるうちは無理だし、ジュノの側にいき、テレビを見る。

テレビの内容なんてちっとも頭に入ってこないし。



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