other

□ひだまり日和
2ページ/4ページ


◇ ◇ ◇



「おい、何してんだよ?」

「何って、ご飯の準備よ?」


私は持って来たものを並べていく。
全部並べ終わると、ラギが怪訝そうな顔で見ているのに気が付いた。

本当に今日が何の日か分かってないみたい。

そんなラギに、私は今日1番の笑顔で言った。


「お誕生日おめでとう!!!!ラギ!!!これからも大好きよ!!!!」


ラギは目を見開いて、
それからみるみるうちに真っ赤になった。


それからそっぽを向いて、


「バカ。んなこと大声で言うんじゃねーよ!」


そう怒ったように言ったけど、耳まで真っ赤だったから、照れてるだけなんだと思う!

その時、ラギのお腹がぐぅ〜って鳴いた。

そこでやっとお昼ご飯のことを思い出す。


「あのね!今日は私がお昼ご飯作ったの!
サンドイッチしか作れなかったし、プーぺさんにもちょっとは手伝ってもらったけど…
ラギの好きなお肉もたくさん入ってるわ!」

「…お前の…手料理なのか…」


やっとこっちを向いてくれたラギはの顔はまだ赤くて、
そして深刻そう。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ