*薄桜鬼*
□君の温もりが
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その日、私は用事で出かけていて、日が暮れる頃に家に帰ってきた。
「ただいま帰りました!…総司さん?」
いつもならすぐにおかえり、って言ってくれるのに、
今日は返事がない。
嫌な予感がして、私は急いで総司さんを探した。
わざわざ探した割に、べつに隠れていた訳でもなく、
総司さんは普通に布団に横になっていた。
それだけなんだけど、
何だかおかしい感じがする。
「総司さん?」
声をかけてみたけれど、
起きる気配は無い。
「総司さん!!」
揺すってみても、やっぱり起きない。