エスト×ルル
□眠る君に秘密の愛を
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そして、伺う様に聞いてくる。
「今日は私、もう授業無いの!エストは?」
「奇遇ですが僕もありませんよ。なのでこれから湖にでも行って本を読もうと思っているのですが。」
僕が答えると、ルルは途端に顔を輝かせる。
「なら、プーぺさんにお茶とお菓子を用意してもらって、早く行きましょ!」
そう言って僕の手を引っ張って歩きだそうとする。
「ルル、分かりましたから、そんなに引っ張らないで下さい!」
「大丈夫!」
「はぁ…何が大丈夫なんですか…」
そんなことを言いつつ、結局僕はそのまま引っ張られて行くのだった。