エスト×ルル

□手繋ぎデート
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朝、目が覚めると、室内が異様に寒かった。
外を見ると、何やら白いものが舞っている。
そう。雪が、降っている。

大きな四季の変化の無いラティウムでは珍しいことだ。

話を聞くと、黒の塔での実験が原因らしい。
早く何とかして欲しいものだと思う。




雪が降ると、犬や小さい子供ははしゃぐらしい。

ということは、この人はそのどちらかに入るのだろうか。


「エストー!雪合戦しない?」


「エストー!ほら見て!雪だるま作ってみたの!」


さっきからずっとこの調子だ。

これだけはしゃいで、よくもまあ疲れないものだと思う。

        
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