LOOP

□LOOP
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-CHANGMIN side-





カラカラカラカラ・・・・

静けさの中に響いた…

枕から少し頭を起こすとジェジュンがカーテンの向こうに消えていくところだった。
外からの風でふわっと空気が動き、
カラカラカラカラ・・・・窓の閉まる音とともに、静寂が訪れる。

時計を見た。

1時14分・・・

まだ深夜だ…


カーテン越しに見える細い体。
月明かりを受けたカーテンに影を落とした。


なんとなくその月明かりの世界を見たくなって自分も外に出る。


窓の開く音にジェジュンが振り返った。


「あ、起きたのか!?」
ボクを見て優しく笑った。

「寝れないの!?」

「ごめんなチャンミン…寝てていいよ…」

カチッという音と同時にライターに火がともる。
海沿いで風が強いため炎が揺れて消えそうになる。
咄嗟に手で風をさえぎった。

ジェジュンのくわえた煙草に赤い光が移る。


一つ吸って、一つはいた。

ボクの方に向かってフーッと吹きかける。

コホッとむせたらジェジュンが笑った。

「それ・・・・うまいの!?」
「うまくないよ!?」
「なんで吸うの!?」
ちょっと眠いので目をこすりこすりのボク…

ふっと笑ってジェジュンが答える
「口が寂しいから」
「飴なめとけばいいじゃん」

「甘いのは嫌い…」
またジェジュンが長く白い息を吐いた。

「タバコって辛いの!?」
ジェジュンって辛いの好きだし…


「苦いよ・・・?」
「うぇっ・・・じゃいらない」

あたりに広がる煙が苦しいのもあって部屋に入ろうと踵を返した。
と、同時にジェジュンの指が口に持っていかれるのも視界に入った・・・


腕を取られ「え!?」っと思った瞬間、顎を強く掴まれ前にずれた関節。
閉じれない口に


ジェジュンが唇を合わせてきた。
口が閉じれないのをいいことに、舌をからめとり、ぼくの舌を吸い上げる。

寝起きで頭が働かなかったのも一瞬・・・

衝動的にジェジュンを突き飛ばした。


手の甲で唇をごしごしこする。
「なにするんですか!!!!!!」


「ん!?煙草の味教えてやっただけ」

そしてまた一つ吸って一つはいた。
「オマエはまだ未成年だからな。あと2年これで我慢してろ」
おかしそうに笑うジェジュン。

ボクは怒って部屋に戻った。
後ろからジェジュンの笑い声が聞こえる。


やっぱムカつく・・・・

でも・・・
あのジェジュンがボクにキスした…・

苦い苦い・・・初めてのキス…

ボクの記憶がある中での・・・
ファーストキス…うえっ←





☆☆ JJ→CM ☆☆
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