特別課外活動部×新白連合
□番外編ゆかり×美羽
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「なんだぁ?このおじょーちゃんの友達かい?おい、こいつはかなりの上物だ。こいつも捕まえろ。」
後ろにいた二人が少女目掛けて歩んで行く。
「嬢ちゃんも来てもらうぜ。」
そう言って肩に手を置こうとした男は次の瞬間、
空を舞っていた。
美しい弧を描いた男は地面に叩きつけられる。
「この女!!」
そう言って後ろから殴りかかった男の腕を翔んでかわす。
その動きは風を斬る羽のようだった。
「なっ!?」
あっという間に二人の男を倒した少女が近づいてくる。
「くそ!!おい、でてこい!」
車から新たに4人でて来て少女に襲いかかる。
その瞬間通りかかった一人の少年が飛びかかってきた。
「美羽さんに手を出すな!!」
一見強そうに見えなかった少年が大の大人を次々倒していく。
その表情からして少女の事を好きなのだと一目でわかる。
「くそっ次から次へと!こうなったら…。」
「えっ!?」
突然残った男が私の腕を掴んで無理やり車に乗り込もうとする。
「!!しまったですわ!」
「あばよガキども!」
(助けて!!)
「そこまでだよ。」
顔を上げるとそこには
気だるそうな、けどしっかりとした表情の少年がたっていた。