01/03の日記

20:02
新年 小話付き
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かなり挨拶が遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年も当サイト道化師の戯言をよろしくお願いします<(_ _)>


1000人も人来ない予感。まぁ100人来てくれれば万々歳で。とか思っていたサイトだったんですが、こんなにたくさんの人に訪問していただけるとは感謝感激です!!
キャラ達を好きになって下さるのは本当に本当に嬉しいです!
上手く世界を表現出来ない私の作品ですが、更に読者様に私の思い描く世界を伝えて、好きになってもらえるように頑張ります。


お年玉的小話でも…
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「お年玉……ですか?」


「そうなのー!!あたしのいたところではね!お正月の挨拶したらお年玉って言ってお金もらえるの!!でもあたしは物直接もらってたの!だからミリアにもお年玉!はいっ!手作りなの!お菓子!」


この大陸は全部の国が同時に新たな1年を迎える。
国ごとに祝い方は違うけれど、黒の方の言う『お年玉』文化なんてものはどこにもない…はずだ。


私の手にお菓子を押し付けると、次の人の元へ凄い勢いで走って行った。
……嵐みたいな方だなぁ。


突然現れて突然消えていった黒の方に茫然とするしかなくて、手に持たされたお菓子をただ見つめていた。


「変わったお菓子だな」

「っ!?」


後ろから聞こえた低い声。その声の主は誰だ!?と驚いて勢いよく振り向くと、目の前に現れる綺麗な金髪―――フレア様だ。


フレア様は私の手にあるお菓子をよく見るように、私の手ごと掴んでマジマジとお菓子を見つめている。
手を掴まれているせいで頭を下げることも出来ないし…見たいなら渡すのに。一々と手を掴むな!!


そう思っても何も言う事は出来ないから、黒の方からもらった見慣れないお菓子を見つめるフレア様に大人しく腕を掴まれたままだ……近い。


「俺にもくれよ」

「……はい?」

くれって何が?私みたいな低身分の者が王族に渡せるようなものなんて何一つないけど?


腕を掴まれて顔が近くにあるフレア様はニヤニヤと笑いながら私を見つめる。

「お年玉。良いだろ?」

「そこから聞いていたんですか。私がお渡し出来るようなものは何もありません」

「ふーん?」


なんなんだよ!うざい!その余裕綽々な顔がうざい!美形だけどうざい!!いい加減離せ!


「なら、勝手に貰うことにする」

「はいっ?っ!」


フレア様の台詞と同時に腕をグイッと更に引かれた…と思ったら、頬に柔らかい感触


って、えぇ!?


「じゃあな」


「ちょ、なんっ!?」


フレア様は私が口をパクパクとさせて何も言い返すことが出来ない間に、サッサと手を離して廊下の先に進んで行った。


は……はぁっ!?今のがお年玉!?はぁっ!?
黒の方の言っていたお年玉と全然違うし!!


頬に残る感触を掻き消したいんだけど、なぜかそっと右手でそこに触れてしまった。


なんなんだ…あの人は。


――――――――


短く終わらせるとか難しい。こんな文章ですみません><
地球的に言えば頬へのキスは『親愛・厚意・満足感』らしい。フレア様はたぶん満足感だな←
少しでも楽しんでくれたなら書いてよかったです^^*


―道化師の戯言 管理人・文月―

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