text2

□もっと愛して
1ページ/2ページ






「う゛ーぁー」

ちゃす、皆さん美絽です

今日は、なんと自分はバカではないことが発覚しました!!

「はいはい、分かりましたよ

っていうか黙ってください」

自分は今日、風邪を初めて引きました

怠いなーと思って保健室に行ったら、珍しく先生はいなく、代わりにいたのが

「ぐるじいよー」

「はい、水ですよ」

「うぐ。」

なんと木ノ瀬君…なんで?


そして何故か弱り果てた自分を看てくれている


貰った冷たい水で喉を潤していたら、
木ノ瀬君は椅子を取り出して
自分がいるベッドの横に置いて座った

「ってか…なん、で
いたの?」

喉が潤っているとは言っても、余り声が出なかった…うわー、ヤだなぁ


「今日、自主練をしていて、帰ろうとしたら
忘れ物を取りに来た先輩が足を滑らせちゃったんです」

で、

と話しをつづけて
腕に、その時出来たであろう傷がある所を見せてきた

「擦り傷ができてしまって
僕はそのままにしようと思ったんですけど先輩が、保健室行けって」

「なる…ほ、ど」

確かに痛そうだなー
って今は絆創膏貼ってるから見れないけど


飲んでいた水が空になり、サイドテーブルに置いて横になった


「で、そういう先輩こそ何でここにいるんですか?」

「……カチカチ」
そろそろ話すのがきつくなってきたので、
ポケットに入っている携帯を出して、文字を打った

《寮にいても寂しいから》

「先輩…」

《?》

はぁーとため息をされてしまった

「僕がここにいなかったら誰かに襲われているかもしれなかったんですよ?」

《いや、だって今男装中》

「もう正体を知っている人とかですよ」

《考えなかった》

「ちょっとは自覚してくださいよ…」

《実現不可能であります》

「ふざけないでください」


コレを何気に楽しいと思ったのは秘密である





*
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ