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□まだまだ
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「あのさぁ、なんで君達はここにい「維香、これはなんだ?」あー、それはりんご飴、美味いよ」

右隣にいる奴が立ち並ぶ屋台に目を光らせた。

「って、私の話を遮らないでくれるかな」

「いいじゃん、維香のお母さんが誘ってくれたんだし」

話を聞くと、

私に会いにきたという二人は、ばったり私の母に会い。
二人に祭りに行けと命令し、
私は何も知らずにたこ焼きを買いに行かされた。


つまり
「嵌められた、だと⁉」

「何気楽しそうだけどな」

ええ楽しんでますよ、勿体無いもの。



もうこれは諦めだと思う、






「維香、これやりたい」

今度は左の、ポッ「維香?」
げふんげふん、キース君が金魚すくいの所を指差した


「…え」

そんなのやるの?

「いいけど、難しいよ?」

「いい、やる」

「じゃあ、私もやるかな…

おっちゃん、2回。」

お金を渡してポイをもらう。

「このポイを使って金魚をすくってね」

「ん。」

さっそくもらったポイでじぃとプールの中の金魚を見つめる。

「維香は何狙い?」

「私は…出目金だね
あのぼっちがついてるやつ。」

赤い金魚をさす。

「んじゃあとったら付き「お?まだここにいたのか」シウ…」

すっかり忘れていた、ごめんよシウ君

「あ?…あー、花火もうちょいで始まるから穴場さがして来たんだよ」


ぼそっ「邪魔しないでよ」

ぼそっ「何のことだ?」


「おーい、お二人さんっ速く行かないと始まるよ」

知らない間にいがみ合っているオーラを出している雰囲気の二人に声をかけた


…金魚すくいの結果は聞かないでくれ


「「行く」」


…あれ、息ピッタリだわ。


「ほら、じゃ行くよー」

二人の間に割って入り、両側の手を握って小走りをした








夏は、まだまだこれからだ




「何だ?これ」

「んー、迷子防止」

「…維香らしいっちゃらしいね」

「私だって学習します」

「最初もとことん迷ったよね」


「っ黙れ‼」










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