05/21の日記

23:29
雑談+α
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また更新が開いちゃいそうなので
ちょっと雑談しに来ました|ω・`)
更新じゃなくてスミマセン!

大した話じゃありませんがユリルク関係でいえば、フェスで発売するDJCDにユーリとルークが出るみたいですね。
あとは司会の二人とスレイ、アリーシャだったたと思います。
視聴を聞きましたが、司会とスレアリのトークだけなので、ユリルクがどう参加してるのかは不明です…

それとフェスまで、もう1ヶ月切りましたね。
今年はヴァン師匠とルークなので、素直な長髪ルークを期待してます!
それからユーリと多く絡んでくれたら文句なしです(真顔)
他にも何かアビス関連で発表があれば嬉しいですね。



さてと、雑談しに来たと言いつつ…
つい気分転換に手を出したものがあるので置いていきます。
とある診断をユリルクでしたら『高校生』×『アイドル』という設定が出まして。
魔が差して、さわりだけ書いちゃいました☆

※中途半端です。
※もしかしたらキャラ崩壊してるかも

上記がよろしければ、少しだけお付き合いください↓



『ステージオーバー』



バイトが終わり、ユーリは挨拶をして店から出た。
高校が近いことと時給から秋葉原の定食屋でバイトをしている。
土曜は朝から働き午後五時には上がらせてもらっている。
その足で、いつもの帰路とは逆の裏路地を進みある建物へ入った。

地下への階段を下り受付でお金を払いチケットを受け取る。
百人も入れない小さな会場には、そこそこ客が入っていた。
特に前を陣取りたい欲もなく、ユーリは後方の定位置に佇む。

スマホを取り出して時間を確認すると、あと五分ほどでライブが始まる。
電源を落とし鞄にしまい、ユーリは舞台を見据えた。

ザワついていた会場が前奏に流れ、主役たちが舞台へと登場した。

「今日も張り切っていっくよ〜!」
「うお〜!!」
「アニスちゃーん!!」

センターをはるアイドルの掛け声にファンが応える。
毎週土曜の五時半から始まる地下アイドル『ふぉにまーず』のライブが開演された。

そのアイドルは異色で、衣装はフリフリのアイドル衣装なのだが、全員舞踏会のような仮面をかぶり顔を隠していた。
だがパフォーマンスのキレと歌の上手さからか意外とファンがいた。
ユーリもその一人で、気づけば毎週通っている。

アイドルなど興味なかったが、一人のアイドルと出会って考えが変わった。
『ふぉにまーず』のメンバーであるルーシーだ。
仮面に隠れて顔は見えないが、キレのあるダンスとアクロバティックなパフォーマンスの美しさに惹かれた。
それから赤くなびく髪が燃えているようで目が離せなかった。
ルーシーはメンバーの中でも身長が高く、アイドルよりモデルの方が向いているプロポーションだ。
MCでも口数は少なく、歌でもメインより低音を担当している。

正直メンバーの中でもファンが少ないらしいが、可愛さアピールが目に痛いそこらのアイドルより断然好感がもてた。
だからこうして影ながら応援し、余裕があるときはグッズも買っている。
ただ先頭を陣取っているファンに混じる気はなく、掛け声などはかけたことはなかった。

そんな隠れファンなユーリだったが、偶然にもルーシーの秘密を知ることになるとは想像もしていなかった。



ライブが終わり、地下から地上へと戻ってきた。
ユーリはルーシーの今日のパフォーマンスを思いだしテンションが上がっていた。
ただポーカーフェイスなため傍目には一切分からなかった。
それも、いつものことなのでユーリは気にせず上機嫌で帰路へとつこうとした。

しかし、何やら揉めているような声が聞こえ足を止める。
ライブのあったビルの裏あたりで、誰かが言い争っているようだ。
本来ならスルーするところだが、聞こえてきた声に思わず足を動かしていた。
その声は、ついさっきまでライブで聞いていたルーシーの声だった。

自分でも有り得ないと思ったが、確認するだけならとビルの裏を覗き込んだ。
するとそこには、デブな眼鏡男に腕を捕まれているルーシーの姿があった。

「お、お願いだから顔見せてよ…!」
「だから無理だって言ってんだ…でしょ!?」

無理矢理、修正された語尾と荒げた声にユーリは目を見張った。
特に清楚なイメージがあったわけではないが、どうやらルーシーは口が悪いようだ。
MCでたどたどしい理由はそこかと納得した。
それと同時に二人へ近づき、眼鏡男の腕を捻りあげた。

「ファンとしてのルールも守れねぇなら失せろ。」

そう言って睨み付けると、男は捕まれた腕を振り払い逃げ出した。
そういやアイツ、確か先陣組のルーシー推しだったな。
数少ないルーシーファンだったが、ファンとしてのルールも守れないようじゃ論外だ。

「大丈夫か?」

特に考えずに声をかけたが、姿を見て一気に緊張が湧いてきた。
ステージ越しでしか見たことのないルーシーが目の前にいる。
メンバーの中では背が高いが、目線は思ったより下で柄にもなく可愛いと思った。

「あ、その…助かった。」

距離が近いから仮面からハッキリと目が見える。
緑がかった目と目が合うと、ルーシーはピシリと固まった。
ユーリもどことなく既視感を覚え、内心で首を捻る。
ルーシーは、慌てたように目を逸らし早口で捲し立てた。

「じゃ、じゃあ、お…私行くから!」
「あ、ちょっとだけ待ってくれねぇか。」

ルーシーが去りたい気持ちも分かるが、もう少しだけ話したくて思わず呼び止めた。
すると、背を向けてるが足を止めてくれた。

「な、何…?」
「ルーシーのファンはあんなヤツだけじゃねぇから。」
「え…」
「俺みたいに普通に応援してるファンもいるってこと、頭の隅にでも置いといてくれ。」

振り返ったルーシーを直視できず、ユーリはそのまま去ろうとした。
我ながらこっ恥ずかしいことを言ってしまったものだ。
だが、腕を掴まれ足が止まる。

「ちょっと待て…!俺のファンって…」

その一人称に疑問を抱いた時だった。
ブチリと何かがキレる音がすると、何かが地面へ落ちた。

「あ…!」
「あ…?」

落ちた仮面を気にする前に、露になった素顔に目を見開く。

「ルーク…?」

思い浮かんだまま、その名を口にすれば分かりやすく肩が揺れた。

「ひ、ひ、人違いに決まってんだろバーカ!!」

そう叫びながらルーシーはビルの中へと消えた。
取り残されたユーリは呆然と立ち竦み、必死に現実を理解しようと思考を動かす。

ただ、どうあがいても一つの真実にしか行き当たらない。

けど証拠はないし、何より信じたくない。
そう現実逃避を謀ろうとしたが、地面に落ちている仮面を見つけとりあえず拾う。
すると、ゴムの切れた仮面の内側の隅に雑な字で『ルーク』と書かれていた。

…確定しちまったじゃねぇか!

現実逃避をすることもできず、突きつけられた現実によく判らない怒りが湧いた。
けれど、もう否定できる要素もなく頭を抱えた。
怒りが萎むと今度は疲れやら諦めやらが一気に押し寄せ、溜め息となって口から吐き出された。

「…どうすりゃいいんだ。」

ファンになった地下アイドルは高校の同級生(男)でした。



※続きはパニックになったルークによって破壊されました



☆簡単な設定

・ルークは仮面をつけた地下アイドル(女装)。そのファンのユーリ、二人は同じ高校の同級生
・地下アイドル『ふぉにまーず』
アニス提案の地下アイドルグループ
メンバーはリーダーのアニス、ティア、ナタリア、フローリアン(たまにイオン)、ルークの5人。フローリアンとルークは女装



以上です。失礼しましたーm(_ _)m

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