-cronos-
□主要人物紹介
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「此処は…一体…？」
「思い出せないんだ。俺が、何をしていたのかも……」
-魔物に襲われた青年-
リオネル・コロンヴィル
年齢：20
性別：男
身長：178㎝
体重：65㎏
グランドール軍の兵士であり、将軍【カイト・グランドール】の親衛隊隊員を勤める程の凄腕の持ち主。
敵軍【ハルティース軍】の本拠地への侵攻戦中に奇妙な体格をした魔物に襲われ、魔物が創りだした異次元空間へと連れ去られてしまう。
ようやく地上へと辿り着くが、高い場所から叩き付けられた為、その時の衝撃により一部の記憶が失われてしまう。
記憶を失うまでの彼は一人で行動することを好み、集団の中には居たがらなかった。
感情を差し狭まること無く物事を判断し、決断できる所謂「ドライ」な気質の持ち主。
かと言って冷酷と云う訳ではなく、心を許した者に対しては穏やかな一面を見せたりもしていた。
辿り着いた大都市に圧倒されながらも、彼は此処で失われた記憶を取り戻す為に生きていく事を決意する。
数日後、彼が酒場で飲んでいるところを街の破落戸達が「余所者は隅で飲んでいろ」と彼に向かい喧嘩を仕掛けるが、数分も経たない内に破落戸達を倒していく。
それを静かに見ていた一人の黒髪の男は席を外し、彼と接触する。
そして黒髪の男の発した一言が、一人の青年の人生を大きく変えてしまう――