-cronos-
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――時は前世紀――
地球の遥か彼方、銀河をも凌駕、超越した世界、「天界」が存在していた。
天界に棲む古神クロノスは「時の神」として讃えられていた。
その古神はある日、天界から我々の棲む地球へと舞い降り、自身の能力により一つの大陸を創造した。
そして古神は云う――
「この大地に足を踏み入れし者、即ち我――古神クロノスに選ばれし者。」
地球上の人類は神に選ばれようと、その大いなる大地へ足を踏み入れようとするが、大勢の者は途中で迫り来る荒波に溺れて行く……
長年に渡り、遂に一人の人間がその大いなる大地へと辿り着く。
古神クロノスは一人の人間を選ばれし者とし、全ての力をその人間に託す。
そして人間は時の神の後継者として、この大いなる大地に【クロノス】と名付けた……