tennis.


□いちゃいちゃ。
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『ひーかーるー』

「うっとうしい」

『ひどっっ!!!』

「…なんなんスか。どうしてほしいん」



どうしてほしいって……
そりゃあ、…



『構ってほしい!』

「構ってるやないですか」

『どこが!?もっとこっち向いてよ〜』



ねぇ〜! と、光の背中に抱き付く。

面倒くさそうな顔したって、離れてやんないんだから。



せっかくのお休み。
いつも、テニスの練習で忙しい彼氏と
いっぱい イチャつきたいもん。



「…ほんまガキやわ」

『あたしの方が年上だし!』

「やったら、先輩らしいことしてください」

『……先輩らしいこと?』

「とりあえず、離れましょか」



むぅッッ!!



『もういいっ!!光のバーカ!』


あたしは、光から離れてそっぽを向いた。





「…先輩?」





もう知らないんだから!
今さら謝ったって絶対許してあげない!!




「…えり先輩」




ふーんだッッ!!!




「……はぁ。面倒くさ」

『っえ…』




振り返ろうとしたら、
光の腕に引き寄せられた。




『…ひ…、ひか』
「どうしてほしいん」




え……




『…いっぱい…、いちゃいちゃしたい』

「…」

『……』

「いちゃいちゃ しよか」





えッッ!


まぢですか!!





「嫌 言うぐらい構ったりますわ」

『嫌なんて絶対言わないし!』


















◆いちゃいちゃ。◆




えり様っ!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!

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