Pandora'sbox
□友達が欲しかった寂しがりやな絵の話
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(零れ落ちるのはただの油脂、泣き叫んでも君の笑顔はもう見れない)
「好き、嫌い、好き、嫌い、」
「絶対一緒に出ようね!」
「赤の薔薇も好きだけど青い薔薇も素敵ね!」
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「寂しいなあ、寂しいなあ…きっと外の世界は楽しいんだろうな」
外の世界なんてはじめは知らないで良いものなんだと、私は額の中の存在なのだと理解しているつもりで自重しているつもりで自嘲してるつもりだった。
ただ、絵の中から見る外の世界は楽しそうで
ここに無い暖かい物を沢山感じ取ることができたんだ
「よろしく」その一言がすごくうれしかったんだ、紙の上のインクの存在の私が初めて暖かいと思って息が詰まるくらいに幸せってものを実感できたんだ
あたしは外に出るためにたくさん勉強だってしたんだ、花だって持ってるんだなのにどうしてこうなってしまったんだろう。
体が熱い、熱いよイブ
息ができなくて苦しくて凄く凄く悲しいよ。
ねえごめん。ごめんね謝るからまたよろしくって優しく私の手を握ってよ
(嗚呼でもそうだね、握れる手なんて始めから存在しなかったのかもしれないね)
(だってほら、もうただの紙屑)
「ごめんね」
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はい、後書きと言う名の補足的な何かです。
これは多分燃やされてる真っ最中のメアリーだと思います、結構前のサルベージなのでよく分からないです。
クリア記念にカッとなってやったので…
メアリーきっとやり直せたらもっといい方法考えてるよねって言うだけの話。中身は薄い