銀色のお嬢様
□今日の始まり。
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‘ジリリリリ’
朝、目覚ましの音で目が覚めた。
「ふぁぁ…」
体を起こしてから伸びをする。
「んっ〜〜…」
ベッドから降りようとするとドアがノックされた。
‘コンコン’
「兄貴?起きとる〜?」
ノックしたんは弟の翔太やった。
「おん、今起きたわ」
頭をかきながら返事を返す。
「俺先行くで?朝練あんねん」
翔太の言葉に俺も急ぐ。
「あぁ、待ってや!俺も行くわ!」
急いで着替えてテニスバックを持って部屋を飛び出す。
翔太はもう玄関の所で待っとる。
「兄貴、はよしてや」
翔太はエナメルバックを担ぎ直す。
「あぁ、行く行く!」
俺の朝はいつも大体こんなん、ちゅー話しや!
「いってきまーす」