短編

□Embrace
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※素晴らしくキャラ崩壊注意






「青峰っち青峰っち!」

「あ?んだよ黄瀬」




部活終了後、黄瀬が目を輝かせながら俺に駆け寄ってきた

なんだ?またいつもの1on1か?



「それもあるけど違うっス!」

「あん?」





いつもならすぐに1on1をやりたがる黄瀬
しかし、今日はそれより違う用事があるらしい



「一体何なんだよ?」

「えーっとね?ちゃんと見ててね?」

「は?」





そう言うと黄瀬は俺から少し距離をとり、両腕をバッと広げた

本当、何なんだ?








「俺、青峰っちのこと、こーーーれくらい大好きっス!!」


「・・・・・・はい?」












俺は思わず手に持っていたボールを落としてしまった


・・・ちょっ・・・まっ・・・!
ナニこの可愛い生き物!?


あれ?これじゃあ足りないっスかね?となおも腕を精一杯広げる黄瀬

んーんー言いながら奮闘している姿は誰が見ても可愛いと思うだろう



「いや、あの・・・き、黄瀬?」

「?やっぱり足りないっスか?」

「違くて・・・いきなりどうした?」



「これっスか?体全体で青峰っちへの愛を表現しているんス!」









グサッ









なん・・・だと・・・?


黄瀬に心臓を射抜かれた・・・だと!?




畜生!可愛い!可愛すぎる!!


コイツをこんなに可愛く生んでくれた神様と黄瀬の母ちゃんを褒めてやりたい!!





「うーん・・・やっぱりこれじゃあ足りないっスかねぇ〜・・・」


「は?」














ギュッ












「? ! !? 〜〜〜〜〜〜っ!!!?」











その後の記憶は―――ない

































Embrace

(あれー?峰ちんが気絶してるー)
(黄瀬君、青峰君に抱きつたみたいです)
(・・・おい赤司、黄瀬に何か吹き込んだだろう?)
(えー?まっさかー、俺がそんなことするわけないでしょ?シズちゃん)
(シズちゃん!?)



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