めいん

□興味から好意へ
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「真ちゃん、京都行かねぇ?」
「・・・断る」

「何でだよー!?」
「どうしてお前としかも京都に行かないといけないのだよ」
「だって、キセキの世代のキャプテンがいるじゃん?ちょっと興味あってさー」
「尚更嫌なのだよ」
「は?何で!?別にいーじゃん!観光とかもしたいじゃん!じゃあさ、真ちゃんは観光しとけば良いじゃん!」
「だから嫌なのだよ。」
「もし占いで京都限定ストラップとかだったらどーすんの?」
「・・・・・分かったのだよ」
「よし!決まり!」

そうして、上手く緑間を京都に誘い出せた高尾は集合場所、時間、日にちを言って今日は家に帰った





「・・・何故黒子がいる」
集合場所に行けば高尾と何故か黒子も一緒に居たのでつい何故いるのか聞けば
「一回ダメもとで誘ったら行くって言ってさー」
「だって、この機会を逃せば愛しの赤司君に会えるのはいつになるか分からないじゃないですか。緑間君は僕がこの日を逃したら来週会える保証があるんですか?もし会えたら京都に帰る気なんておこらないくらいにしますけど、あえなかったら僕は何を生きがいにすれば良いんですか!?どうせ緑間君の事だからバスケとか言うんでしょうね。それ位分かってます。バスケは大事です。でも赤司君も大事なんです!!」
と、長々理由を言われ、了解するしか無かった
「わ、分かったのだよ!」
「分かってくれれば幸いです」

「まあまあ、早く乗らないと乗り遅れるぞー?」
「ああ・・・もうすぐ赤司君にあえるんですね・・・!」
なんて、まだ新幹線の中で言うものだか、緑間はすでに疲れた顔色でグッタリしていて
「もう疲れたのだよ・・・」
「いっつもああなの?」
「赤司が関わるとな」

「すげーな、その赤司って奴」
「凄いってものじゃありませんよ」
「高尾」
「何ー?真ちゃん」
「気をつけろ」
「え?」
気をつけろと言われ何が?と聞こうとするが、それは黒子によって阻まれ
「赤司君はあまり僕と身長は変わらないのですが、キャプテンで噂によれば向こうでもキャプテンやってるらしいです。凄くないですか!?一年でもうキャプテンですよ!?赤司君は魔王気質があるので、誰かの下に立つのが嫌なんでしょうね。でも、赤司君はかっこいいです。かっこいいのにいつもどこか抜けていて本当可愛いです。あと、色気が半端ないです。あまり汗はかかない人なので汗が出たときのあの色気と言ったら!そこらへんの女の人よりも色気が・・・!いえ、僕にはあれを超える色気なんて無いと思います!本当は僕も一緒に同じ高校に行きたかったんですが、何度も問いただしても教えてくれなくて、だから受験が受かった後に聞いたんです。そしたら洛山って言われてここら辺にありましたっけ?って言ったら京都だよって赤司君言ったんです。ああ!京都だなんて!赤司君湯豆腐好きですもんね、湯豆腐は京都ですから、きっと湯豆腐で選んだんですね。可愛いです、赤司君は何でも一人で抱え込む癖があるので全然何も教えてくれないんです。でも一度だけ忘れ物を取りに部室に行ったら赤司君泣いてたんです。その後僕は優しく赤司君を抱きしめて赤司君の中n「よーく分かった!分かったから新幹線の中だと言うことを思い出そう!」そういえば新幹線でしたね」

危うく、言ってはいけないことを言わせてしまうところだった
ただでさえ、黒子が長々と喋ってる間にジロジロ見られてたのに、とんでも無いこと言われたらたまったもんじや無いと高尾は思った

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