CP小説

□充電
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部屋の花に水をやる。それが僕の日課です。

理科さんに譲っていただいた花の種、確か時花が咲けば綺麗な紫になるのだとか。

僕は紫が大好きなのです。弟の髪色だということが一つ、あとは普通に好きな色だということです。

今日もお花さんにお水をあげます。

「♪〜♪」

のんきに花歌をうたっていると、たたかれるドア。

「はーい?どちらさまですか?」

ドアを開けるとそこには愛しい恋人の姿。僕がこの世で一番愛している人、英語です。

弟のことだって愛しています、でも種類が違うのです。家族愛と、恋愛の愛情。似ているようで、少し違います。

「英語、おはようございます。夜型の君がこんな朝早くに部屋に来るだなんて、めずらしいですね、どうかしましたか?」

「ん〜」

まだ少し眠いのか、目をこする英語。大柄で澄まし顔の彼の眠そうな顔はどこか子供っぽくて…僕より年下のこの大きな恋人を軽くたたく。

「大丈夫ですか?眠そうですが…何か用事があるんですか?」

「うん、今日はちょっと…」

「"仕事"…ですか?」

「まぁ、そうだね」

彼の仕事、それはまたのちに話すとして、こんな眠そうな状態で大丈夫なのでしょうか。

「昨日あまり眠れていないんだ…」

「ちゃんと睡眠はとらないとだめですよ」

「うーん…だからね、充電しに来た」

「何をです?携帯ですか?」

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