日常小説
□雑談2
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どうも、理科です。…えっと、あ、そうだ、今日は理科と一緒に雑談をしないといけないらしい。
社会がみんなともっと仲良くしろっていうから、一番話しやすいのはあいつらしい。
「あ、理科!!こっちこっち!!」
待ち合わせしていた体育の部屋の前でブンブン手を振っている。うるさいのは苦手だ
「ども…」
「おれ、理科と話してみたかったんだよね!!」
本当にうれしそうに話す体育を軽く流して部屋に入る。中を見て驚愕した。
「ねぇ、君。君いつもここで生活してるの?」
僕の言葉に不思議そうな顔をして
「なんで?まぁ、この部屋に帰ってくるのは3日に一回くらいかなぁ、それ以外は保健の部屋か、ジムにいるよ」
と答えて
「さ。入って入ってー」
と僕の背中を押してくる。
部屋の中は汚いなんてレベルじゃない、物が散らかりすぎて地面が見えない。ベッドには脱ぎ捨てた服…食べ物類がないだけマシかもしれない。食事は保健の部屋でしているのかな?
「あのさ!!」
この部屋にはできるだけいたくないかも…
「もしよかったら僕の部屋に来ない?」
「え!?ほんと!?理科の部屋とか入る機会ないしぜひとも!!」
本当は自分の部屋に社会以外は入れたくない。もし社会にバレたら社会また落ち込んじゃうから。
僕たちは二人で僕の部屋へ向かった。
……―――――
「ここだよ」
理科、とプレートのかかった扉。社会の隣の部屋。
「わー!!入っていい!?」
「入ってもいいけど、中には少し危険な薬物もあるから気をつけ「わあああああ!!すっげぇ!!いろんなものがある!」
僕の言葉をさえぎり中ではしゃぎまくる体育。これだから騒がしい奴は苦手だ。
「ちょっと、触らないでね」
「わかってるよ!!見るだけ見るだけ〜♪」