その他

□任天堂系の小ネタ
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・マルネスとアイリュカ?



「ネス!僕の愛を見てくれ!」
「しつけーよ王子!あっち行け!!」

今日も今日とて、ネスに近づくマルス王子。
ネスはそこまでマルスを嫌いでは無いが、こうも毎日言い寄って来る(しかも愛の言葉)と不気味で、正直ウザイ。
それにリュカはギリギリと歯を鳴らした。

「ギリギリ・・・あんのクソ王子・・・またネスさんに〜・・・!!」

普段は気弱なイメージのリュカだが、今はその気弱さを棒っきれでどこか遠くにふっと飛ばしたのか、凄まじい形相である。
このまま、あの蒼い王子に突撃でもするかの殺気のリュカに周りのファイター達は触らぬ神に祟りなしの如く、離れていた。
しかし、リュカはその場からは動かなかった。
正確には動けないのである。

「アイクさん!離してください!僕はあの王子の頭をかち割らないといけないんです!!」

キィーと興奮しているリュカは体が宙に浮いていた。
正確にはアイクが後ろからリュカを抱き上げているのである。
ジタバタと暴れるリュカを宥めようとするアイクだが、イマイチ宥め方が分からず、ただ捕まえているだけである。

「ネス!」
「ギャー!!!」

ついにネスも捕まったようである。

「離せこのクソ王子!変態ショタコンロリコン王子〜!!!」
「み、見も蓋もない事を・・・」

酷いネスの言いように、マルスは絶句した。
けれど直ぐに目の輝きを取り戻すと、ネスに囁いた。

「ネス。こうは言ってはなんだけど、僕は王子なんだよ?」
「知ってる。ヘンタイ王子!」
「・・・・・・・・・」
「否定しないんかい」
「それはさておき、ネス。君が僕の事を好きって言って・・・」
「断る!!!」
「即答!?・・・いや、君が僕の事を好きって言うなら、・・・こんな事は言いたく無いけど、君の家の借金は僕が肩代わりしてあげるよ」
「!!??」

「あぁー!!??ネスさんの拒否一色の顔が変わった!!」
「人間やはり金か」

「(ど、どうする・・・!?ミンチ家に払わなけりゃならない借金がまだ残ってるし、DXの時も"お金が無いんです"とかで稼いだけど全然足りなかったし・・・。けどこいつは王子であんな借金の額なんかアッサリ・・・)」
「僕は君の為ならポケットマネーも全部君の為に使うよ♪」
「(・・・・・・ママやトレーシーにも迷惑かけてるし・・・)」

「ぶわーん!!!ネスさーん!!そんなやつの悪魔の囁きに耳を傾けちゃダメですーー!!!!」
「アイツも卑怯な手を使うようになったな・・・」

         END? To be continued?
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