GX,5DX×

□5DEXALデュエル講座
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「という訳で、かっとビングだぜ、俺!」
『すまない、どう対応すればいいのか分からない』
「気にすんなって。今回は、え〜と何々?『恐ろしくデュエルが下手な遊馬を一から叩き直すデュエル講座』・・・!?」
『良かったな、遊馬。これで私もチューマ(ネズミの名前)にマンツーマンでデュエルを教えられる』
「まだネズミ引きずってんのかよッ!?つか、恐ろしく下手って!?」
『遊戯王の主人公で在ろう者が、デュエルの事に全くの素人以下では話にならないからだろう』
「うるせーよ!お前なんかネズミと一緒に猫に食われちまえ!」
『みゃあ〜ん』
「『・・・え、』」

言い争い(遊馬が一方的に叫んでいるが)をしていた二人の目の前に、茶色い毛のかなり恰幅の良い猫がいた。
ふてぶてしい顔をしていて、人によって好みが別れそうである。
キャットちゃんなら喜びそうだが。

『ハッ!逃げろチューマ!』
「ネズミの方を庇いやがった!」
「任せろ遊馬!俺たちがチューマよりも立派なデュエリストにしてみせるぜ!」
「何気にネズミより下位に見られてるぜ、オレ!」
『君たちは・・・?』

怒涛の展開で遊馬達の目の前には、翠の髪と瞳をもった何だかどこかのおとぎ話に出てくる王子様の様な風格をした少年が立っていた。
歳は遊馬よりも上に見えた。
袖にはフリルが付いていて、やっぱりどっかの王子様の様に爽やかな印象だった。

「ヨハン!早いって。何で方向音痴のお前が一番に到着してんだよ!」
「へへぁ☆レインボー・ドラゴンに送ってもらったからな、俺」
「レインボー・ドラゴン!?という事は、あ、貴方は・・・融合ヒーローとネオス使いの遊城十代さんと宝玉獣使いヨハン・アンデルセンさん!!?ウッワーーー!!本人に会えるなんて!!」

歴代の有名なデュエリストに遊馬はぴょんぴょんと跳ねて歓喜を顕にした。
こんな所で、本物のしかも、伝説のデュエリストの一人である十代に遊馬のかっとビングゲージは最高潮である。

「そう言えば十代は、どうやって来たんだ?」
「すみません、遅くなりました・・・あ、ヨハンさん・・・・・・・・・チッ」
「あ、なるほど。遊星と来たのか。・・・・・・・・・チッ」
「今チッて聞こえなかったか?」
「ん?気のせいだろ」
「そうです、幻聴ですよ。十代さん」
「テメー何十代の近くにいんだよ」
「空目目ですよ」
「空耳じゃなくて空目目?」

「あ、あの〜・・・?」

自分一人(アストラルも)を置いといて、言い争い(遊馬達のより険悪)を始めた二人に遊馬はおずおずと話し掛けた。

以下、ややこしいので名前表記。

十「お?どうした遊馬」
遊「その・・・遊星さん、ですよね?え、えっと・・・シロクロ召喚の!」
蟹「シ、シロクロ召喚・・・」
ヨ「遊星ざまぁwww」
ア『遊馬、シロクロ召喚とは何だ?』
十「遊馬違うぜ、シンクロ召喚だぜ」
遊「あ・・・その・・・『こっち』では『それ』は無いんです・・・」

ガックシと項垂れている遊星にシンクロ召喚と言うのか記憶しておこうと一人(?)ごちるアストラル。
GXからの分岐でゼアルと5D'sになったとか真しやかな噂が流れている今日。
奇跡の面子が揃っていた。

遊「それで皆さんはどうしてここに・・・?」
十「堅苦しいしゃべり方しなくていいぜ、ガッチャビングだぜ!」←適当
遊「はい・・・!」←感動している
ヨ「言っただろ?遊馬の土素人以下のデュエルタクティクスを一から叩き直すって」
遊「さっきより悲惨な事言ってる!」
十「そういう訳で、次からよろしくな!」
遊「え?次から?」
蟹「今回はプロローグみたいな物だそうだ。俺たちの慣れ始めのような話を先ずは書きたかったらしい」
ヨ「次回からはビシバシ行くぜ!」

ア『観察結果、彼らは電波というらしい』
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