頂き物

□大魔闘演武で運命の再開
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一人の少女は、スターサファイアのような瞳に、長い水色の髪。
もう一人は、肩ラインまでの漆黒の闇のような黒髪に、オレンジ色の瞳をしていた。

トモコ「全く、私達がいない間、止めどなく厄介ごとがあって困るわ」
ケイコ「まぁ、いいんじゃない。こうやってこの場で意見が言えるわけなんだし」
トモコ「それも、そうね」

ケイコ「ちょっと、そこのかぼちゃ」
審判者「か・・・かぼ?」
ケイコが、指をビシッと指して先ほどの行動について抗議した。
ケイコ「闘技場全体が、バトルフィールドなら観客の皆さんにも影響出るでしょ。参加者非難させても何にもならないでしょー。
それに、今、向こうのチームが、フェアリーテイルチームに不正を働いたの。どう考えても止めるべきでしょ審判者として・・・・」
ケイコは、審判者側に、抗議?のような様子をしていたが・・・・

トモコ「あの審判者の人も悲惨ねー。あれは、相当続くわね・・・」
ルーシィーに、マントを掛けてあげた。

ルーシィー「えっ?どういう事です?」
トモコ「応援席にいたアスカちゃんの近くにあの人の髪の毛があるのに築いて、降参しようとしたでしょ。近くに何かを狙いを定めて相手を脅す行動は、この大会では、人質と同じようにされるのよ」

応援席で
レン「つまり、相手の行動を見なかった審判者の判断ミスもあり講義をして、その次に回るのは主催者側って事になるんだよケイコを怒らせると後が怖いからな」

ケイコ「聞こえてるわよ。レン」
広場と、応援席ではかなりの距離があるが、それでも
聞こえてしまったので、レンは後ろを向いてしまった。

レン「こんなに離れてるのに、まさしく動物の耳
並みの、能力だ」
ハッピー「(の)が多すぎ・・・っていうより誰?」

かぼちゃの人も、ケイコの怒声に、怖くなってしまったのか気絶して白旗を上げ、今のバトルは、フェアリーテイルAチームに10pが出されたが・・・周りの観客たちが静まらなかった。

セイバートゥース側では?
レクター「いててててててて。やめてー尻尾は、噛まないでーー」
フロッシュ「ぅわーーーん」(泣)
ギンジが、レクターの尻尾を噛みながら追いかけっこ?していた。

そうとも知らずにこちらでは?

観客「おいおいどういう事だ?」
観客「反則だろーー」
観客「引っ込めーー」

トモコ「まったく、何を考えてんのかねー。この観客達は」
ケイコ「怒ると血圧が悪くなるっていうのにね」

二人は、綺麗なブレスレットを、一回叩き
それに、答えるようにブレスレットからマイクに
早変わり・・・。

そしてどこからともなく音楽が・・・
レン「来るぜ二人のソング・・・白い闇を貫く旋律が・・・」


♪♪♪
悲しいほど光りだした、白い闇切り裂く翼ーになれー
冷たい太陽に照らされてたー、かいならされた自由があった。
鏡に移った奇跡の夜、マスクを外し始めた、mysoul
崩れてゆく壁の向こうは、絶望も希望も同じ顔する
満たされない心あるならー
飛びたてる終末のプロローグへー
♪♪♪
トモコ達は、歌っていた。
観客達は、トモコ達の歌声にうっとりしたり微睡んだり、心を打ち抜かれている者も中にはいた
歌っている二人に、驚きを隠せずにいた。
今にも抱きしめたいと感じていてお互いに恋人の名前を呼んでいた。

ナツ「ケイコ」
グレイ「トモコ」

♪♪
白く染まる闇突き抜けてー新しい時代を刻み続けろー
解き放した心のままに、果てしなく続いてく白夜を飛べー
♪♪♪




歌を歌い終わり観客全員を見渡し黙った事を確認した。

ケイコ・トモコ「「アンコールはいが?」」

観客達から、歓声と拍手が会場で鳴り響いていた。

ローラ「まさか、背中のマントに金色の称号を持つフィオーレ1のジャッジメントガールが、この大会に来てライブをやるとは、歓声の声がやみません」
ヤジマ「少し休憩をはさむかね?」
ローラ「そ・・・そうですねってヤジマん。どこへ?」
ジェニー「何よあの子たちーーーー」
ハンカチを、噛みながら悔しそうにしてた。

二人は、会場の外に走って出て行ってしい、どこかの通路に出た。

トモコ「はぁ、はぁ。何よ最後の言葉は・・・」
ケイコ「何となく出て来ちゃって」
男(おっかけ)「トモコちゃーーん。握手してー」
男(おっかけ)「ケイコちゃーん。サインしてー」

ケイコ「ゲッ・・なんでこんな所まで・・」
トモコ「とにかく、逃げるわよ」
ケイコの手を取り、逃げるように走ったが・・・
待ち伏せをした男達に通せんぼされて後ろにも
あの男たちがいて、二人は、背中合わせでどうしよう
か考えている間に男達が近づいてきて・・・自分達の魔法を使おうとした時、二人の体がふわっと浮き、後ろを見たら・・・
ケイコ「えっ・・・ハッピー」
ハッピー「久しぶりだねケイコ。トモコ」
トモコ「・・・あっありがと黒猫さん」
リリー「パンサーリリーだ。リリーで、良い」

「アイスメイクフロアーー」
「火竜の鉄拳」

飛んでいる時に声が聞こえ、下を見たら・・・
グレイとナツがいて男どもを、攻撃?していた。
グレイが、床を凍らせナツが炎の拳で男どもを遠くの方に投げ飛ばした。
男どもは、壁に穴をあけてなんとか息があり前を見たら、こちらを向いて怒っている二人が、いた
男ども「「「ひぃーー」」」

上から目線で男達を睨んだ。
グレイ「てめぇら、よくも俺らの女を奪おうとしたな」
拳と手の平で、音を立てながら言った。

ナツ「覚悟は、出来てんだろーな」
ナツは、しゃがみ込み近くの男の胸元を持ち

ナツ「二度と俺らの女に近づくな」
男どもは、その場を立ち去った。

二人は、上を向き、今いる少女たちに微笑みかけた

飛んでいた少女達は、二人の事がとてもカッコ良く
見えた。

ナツ「ハッピー。リリー。二人を下ろせ」
ハッピー「あいさー」
それを合図で、二匹は、手を離した。
ケイコ・トモコ「ぅわーーー」

二人は、下にぶつかると思ったが、誰かが受け取った

グレイ「大丈夫かよ・・・お姫様」
グレイは、トモコを横抱きで受け取った。(お姫様抱っこ)

トモコ「・・・グレイ」

ナツ「たくっどれだけ俺らを心配させたら気が済むんだ?」
ナツは、一回まわり立った状態で受け取った。

ケイコ「・・・ナツ」

四人は、本当に大好きな人が、傍にいてどんな言葉を
出したらよいのか、分からないでいた。

四人は、別々の所に移動した。
何を察したのか、後ろでは?

グレイとトモコは、橋の所で話をする様子だった。
グレイ「・・・さっきので怪我とか無いか?」
トモコ「うん。グレイが、私を守ってくれたから」
グレイ「トモコ」

 ぎゅ・・・
グレイは、トモコを抱きしめた。
トモコ「ちょっと・・・グレイ」
グレイは、しばらくトモコを、抱きしめていた。

橋の手前で?二人を観察していたのは?
レビィー(ちょっとグレイ。やるじゃない)
ジュビア(・・・グレイ様・・・)
アルとビスカは、お互いを見て微笑んでいた。

ナツとケイコは、誰もいない花時計がある広場にいた。
ナツ「・・・・」
ケイコ「・・・・」
二人は、ちょっと沈黙中?
ルーシィー(ちょっと・・・ちょっとナツ話しかけなさいって)
ロメオ(ナツ兄・・・ファイト)
ハッピー(・・・・・)

ケイコ「ねぇ、ナツ・・・」
ナツ「な・・なんだよ」
ケイコ「リサーナと、どこまでいってるの?」
ナツ「・・・はぁ?」
ケイコ「だって二人小さい時から仲が良かったから
どうしたのかなって思って」

ナツ(何・・・ニコニコしてんだよ。俺に会って嬉しいって思わねーのかよ)
ナツ「別に、そんなんじゃねーよ。ガキだったからなあの時は・・・」
ケイコ「ふーーん」
ケイコ(そっか。まだなんだ・・・良かった。ってなんで私、ほっとするの?)
ナツ「ケイコ」
ぎゅ・・・
ケイコ「ちょ・・ちょっとナツ。人が来たらどうすんの。離してよ」
ナツ「離さねぇ・・」
ケイコ「ナツ?」
ナツ「もう、絶対にお前を・・・」
ナツは、力強くケイコを抱きしめた。

ナツ「俺は・・・・お前に・・・会いたかった」
ケイコ「えっ?」

同じころ
グレイ「・・・もう、俺から離れるな」
トモコ「グレイ?」
グレイ「お前は、すぐ目を離すとどっかに行っちまう・・・だから、絶対に俺から離れるな」
トモコ「グレイ」
グレイ「トモコ・・・俺は・・・お前が・・・・」


ナツ「俺は・・・リサーナよりもお前が・・・」
ケイコ「・・・・・ナツ」


グレイ・ナツ「「ずっと前からお前が大好きだった」」


ナツ「俺は二度とお前を一人にしない。だから・・」
ケイコ「ナツ・・・・約束するよ・・・それから」


グレイ「トモコ。もうどこにも行くな。ずっと俺の傍にいろ」
トモコ「・・グレイ。私は、もうどこにも行かないよ。ずっとグレイの傍にいる。それと」

ケイコ・トモコ「「ただいま。(ナツ)(グレイ)」」
ナツ・グレイ「「おかえり」」


四人の様子を、見届けた人たちは、宿に集まり
てんやわんやの大騒ぎ。
四人が帰って来た時は、肩を組んでいたり
手をつないで帰ってきていたのを見て、「お熱いことで」など口々に言って、恥ずかしかったのか二人はもう止められないくらいに喧嘩モード。
それを見て、二人の少女は、笑っていた。
 〜完〜
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