リクエスト

□だって私のもの!!
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途中の公園のベンチに腰を下ろす。





『麻里子はもう飽きるほどデートしてんでしょ』





そうだったんだ…。



ってかうわー。なに泣いてんだろ。




あっちゃん大好き3に嫉妬してる。





あっちゃんを取られたくないよ。





「あっちゃんが好きだよ…」





―プルルルルrrr…





電話…?


誰だろう…。





「はい…もしもし」




『…たかみな?』




「…。」





電話の相手は今1番会いたくなくて会いたかった
あっちゃんだった。





『何で先に帰っちゃったの?』




「…え?」





何でって…。


あんなにみんなとラブラブしてて
それでも待ってろと言いたいわけ?





『帰ろうとしたらたかみないなかったから…。今どこにいるの?』




「別に…どこでもいいじゃん」




『何で…?』




「っ…!!麻里子様とでもデートしてろよっ!!」




『っ…。』





あ…。


言い過ぎたかな。



でももう、終わりだよ。





こんなに好きだったんだ…。





嫉妬深いな、あたし。



ごめんね、敦子…。
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