小説
□心友トリオ
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12月31日。
今日は心友、大島優子が卒業を発表する予定に日だ。
「紅白でとか…かっこよすぎんだろ、あいつ」
ちなみに紅白本番前、佐江たち心友トリオは
グループLINEをしていた。
優子:緊張してきたー
才加:優子なら大丈夫、おもいっきりやってこいよー!
佐江:見てるからね!
優子:2人ともありがと!頑張ってくる。
いやー、それにしても佐江、その場にいたら号泣しそうだわ。
「まったく…年明け前になにやってくれんだっつの。みんな、いい年明けできないよ(笑)」
佐江:笑顔だよ!優子!
優子:うん!
才加:行ってこい!ラスト紅白!
ラスト、か。
佐江、優子ともう紅白出れないのか…。
ちょっと寂しいかも、はは。
「……ばーか」
10時半すぎ、
「私大島優子はAKB48を卒業します!」
あれ、なんか、佐江いま笑顔だ。
優子が笑顔だからかな。
「優子の笑顔には勝てないっての」
あ、才加ついったーあげてる。
ふふ、K!だよねー
才加に電話しよー
「もしもーし」
「なにー?紅白見てんの?」
「いや、当たり前でしょ(笑)才加は帰り?」
「うん、だから写真撮ってきた」
「見た見た。さっすがー」
「どうだった、優子」
「ちょー笑顔。てかほんとにあっさり(笑)かっこいーよ、ほんと。だから尊敬する」
「はは。優子らしい。ちゃんとできたならよかった。泣かなかったんだなー」
「そりゃー優子が紅白の大舞台で泣くわけないでしょー」
「まーそりゃそうか。あとでまたLINEするわー」
「うん、りょうかい!」
優子には…しないほうがいいか。
また落ち着いたら元旦公演前にでも少しはなそっかな。
佐江もラジオだし。
CDTV後。
優子:見てくれたっ?
え。なんか優子からLINEきたし(笑)
ならいっか。
佐江:優子のせいで寝れなーい
優子:えーあたしのせい?
佐江:優子に会いたいー
優子:あたしも佐江に会いたいよー。ていうか佐江、酔ってる?
佐江:ほろ酔い気味かな(笑)
才加:優子、お疲れ!
優子:あ、才加寝てんのかと思った(笑)
才加:起きてるわ(笑)
佐江:てか優子、泣いた?
優子:それ聞くー?まあ、泣いたよねー(笑)にゃんにゃんが泣きながら来てくれてさー
才加:またのろけか(笑)
佐江:(笑)
優子:違うって(笑)言わなかったから、びっくりしたって
佐江:まあ、あの場で泣かなかっただけ偉いよ
才加:うん。
優子:うん、ありがと。そろそろ今日公演だし寝よっかなー
佐江:そうだよね!お疲れ優子!ゆっくり休みな、おやすみー
才加:優子、ほんとお疲れ。おやすみ!
優子:お休みー!
佐江:優子、公演前電話しよー
優子:おっけー、じゃあまたね!
ふぅ。
お疲れ優子。
大好きだぞー
END
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