リクエスト

□マジかよ
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「サ…ド…さん…っ」




なんで。


なんでメガネを外すのを拒む?



メガネ…外せよ。




「外せよ…っ」




どうしてそこまで嫌がる?



これからされることなんて分かってるだろう?


メガネが邪魔で、キスができねぇ。




「いや…っ…」




今だけでいいから頼むから。


許してくれ。




「キス、できねぇだろ…っ」



「きゃ…っ…んんっ…//」




優しく優しくキスをすれば抵抗もおさまった。




「前田…可愛いよ」




メガネを取った前田は目がクリクリしてて。


その目が一瞬私を睨んだ。




「その目、そそる」




そんなに睨まれても私には餌でしかない。



理性は壊れた。




「サド…っ…ぁ…」




スカーフを取って首筋を舐めた。


細くて華奢な首が私を誘った。




「綺麗だよ…前田」




鎖骨にキスをすればもう私のもの。




「…敦子って…呼んでよ…っ//」




やべーよ…前田。


もう止まりそうにない。



好きだ、敦子。




「敦子…好きだ。止まんなかったら…ごめん」




そのとき敦子が


小さく、本当に小さく頷いた気がした。






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